85年のフランクフルトで発表
86年9月デビュー91年7月生産終了、その間1万7970台が生産された。(生産台数についてはCG2007年10月号より)
グループAのレースに出場するため、1986年当時のグループAのレギュレーションにあわせて生産された。
92年までの6年間に50以上のレースタイトルを獲得。生産モデルは大きく前期モデルと後期モデルに分かれる。
前期モデル搭載されたS14型エンジンは、ボア93.4×ストローク84.0 2.3L直列4気筒DOHC16バルブ。
M1と同じボア×ストロークを持つこのエンジンは最大出力200ps/6750rpm最大トルク24.4kmg/4750rpm(日本仕様は195ps/6750rpm、23.4kgm/4750rpm)、この後2.5Lモデルも登場。
当時のレギュレーションで認められた最大のリム幅10Jを飲み込むためのブリスターフェンダーや空力特性を改善するためリアウインドの傾斜角まで標準のE30から変更して採用したハイデッキ型のトランクリッド&リアスポイラー、もちろんフロント等にもエアロを装着。標準仕様のCD値0.38から0.33と向上させている。最終減速比は3.25(日本仕様は88年から4.10)。
87年モデルは1速が左下のレーシングパターンのゲトラク製となっている。88モデルからの日本仕様はZF製の普通のパターンの5速。LSDのロッキングファクターは25%。
89年からのモデルは、2.5L220ps/6750rpm、24.5kgm/4750rpmとパワーアップ(89年9月からは215ps)最終原則比が3.15とハイギヤード化。
記念限定車としてゾンダーモデルがある。(89年4月から7月)。
エボリューションモデルには、200psのエボリューション1と220psのエボリューション2及び238psのスポーツエボリューションがある。
![]() M3とは |