現在、私の一番のメインギターとして使いまくっている超お気に入りのギター、Gibson Les Paul custom 76年製です。 しかしながら、このギター、あまり人気がありません。その理由として、レスポールのスペックからかけ離れたネックがメイプルの3ピースでパンケーキ構造のボディにのっぺりとしたボディトップ、おまけにヘッドのGibsonロゴのiのドットがないドットレスiのためです。 ピックアップは古い昔のダンカン '59をフロントに、リアにはSH-16 The 59/Custom Hybrid に交換し、Cornell Dubilier社のフィルムコンデンサー、Blackcatに取り替えました。サウンドは重く、ぶっとく、タイトで、低音がぼこっーとでます。ハードロック向き?の音です、、、お気に入りのギターです。

ヘッドのGibsonのロゴです。iのドットがなく、’70年代の物であることがわかります。噂ではその昔、音が悪いのはiのドットがないせいだとGibson社に持ち込んで、点を付けてもらった人がいたとかいなかったとか。

ヘッドからネックにかけての付け根の裏側の盛り上がった部分。ヴォリュートといいまして、角度が付いてるヘッド部分の補強と言われてます。

ヘッドの裏側、赤い矢印の先にかすかにラインがあるのがわかると思いますが、3ピースネックという事がわかります。 これも、’69年以降〜’80年までの仕様だったと思います。一応、3ピースネックの方が強度があるとの事ですが、 一説によりますと、その当時、わざわざ一本物のネック材を3等分に切断し、真ん中の材料を裏返して接着したそうで、 このような加工をすると、そりに対しても、衝撃に対しても強度が上るとの事ですが、、、まぁ、こんなコストがかかるような事をするほど当時の材の品質はあまり良くなかったとも推察されます。また、ネックをまるまる一本造るほどの太い材料がなく、細い材を接着して製作したのではとも考えられますな。

黒い塗装が剥げてきて、木材の生地が見えてきました。色でメイプルとわかりますね。これは’70年中期〜後半の仕様です。個人的な意見ですが、歪ませた音も、ブライトでタイトなサウンドに感じられます。

トラストロッドカバーを開けたところです。やはり、メイプルネックという事がわかります。しかし、この「P.K」と書いてる意味はなんでしょうかねぇ?

この画像はボディサイドの部分です。赤い矢印のところ、かすかにラインがあります。これは「パンケーキ」と呼ばれてまして、マホガニー材のあいだに一枚の薄い板をはさんである、’70年代に見られる特徴です。一説によりますとメイプルの薄板またはベニヤ板とか、ラワン材(この場合ベニヤ材ではない)とか言われております。

フロントピックアップを外したところです。御覧のように、いわゆるディープジョイントではありません。その他の特徴としまして、ボディトップのメイプルは御存知の通り3ピースです。

To My Guitars