fruit

基本的には水洗いをよくして、皮をむくこと。
選ぶときは出盛り期のものを選ぶことです。
そして野菜と同じように、生育がよいことが条件です。
輸入果物のポストハーベストなどの問題もありますので、
オレンジなどでマーマレードを作るときにも注意が必要です。

食 材

除 去 方 法/下ごしらえ

選び方

いちご

流水中に5分くらいつけておく。その後5回くらい振り洗いする。
ただし、へたは洗ってから取る。

形のよいものを選ぶ。
出盛り期は12月から3月。

りんご

流水中でスポンジを使って30秒くらい水洗いをする。
皮をむけば、より安心です。
切り分けたりんごを塩水にさらせば、褐色になるのを防ぐだけでなく、不安物質を塩水が引き出してくれるので、さらに安心です。

左右のバランスがよく、お尻の出っ張りが高いこと。
出盛り期は10月から12月が中心。「ふじ」「国光」など晩成のものは12月から2月。

レモン

流水中でスポンジを使って30秒くらい水洗いをする。
皮をむけば、より安心です。
レモンティーのときは、汁だけを絞って入れるのが一番よい方法だが、皮をむいて入れるか、入れても短時間で引き上げたほうがよい。

輸入ものはポストハーベストの心配があるので、極力国産ものを選ぶ。
出盛り期は9月から12月。
輸入ものは一年中出回っているが、「DP」「OPP」「TBZ」不使用の表示のあるものを選ぶようにする。

グレープ
フルーツ

流水中で5回くらい手で水洗いをする。その後半分に切ってスプーンですくって食べる方法が一番安心です。

輸入量がピークの4月から6月のものが最も安心。

みかん

結構農薬を使うし、表面に添加物を含むワックスが塗られている場合がある。
ワックスを落とすには、ティッシュペーパーや脱脂綿などを使い、焼酎などのアルコールで表面を拭けばよい。あとは皮をむいて食べるので、特に心配はない。

形が偏平で、表面の物物がはっきりしているものを選ぶ。
出盛り期は12月から2月。

バレンシア
オレンジ

流水中でスポンジを使って水洗いをし、皮をむけば安心です。

輸入量がピークの4月から6月のものが最も安心。

甘夏

流水中でスポンジを使って30秒くらい水洗いをし、皮をむけば安心です。

玉が大きく重く、肌が荒いものを選ぶ。
出盛り期は4月から6月。

メロン

皮ぎりぎりまで食べないこと。

出盛り期以外は農薬使用量が増えるため、旬のときに食べればよい。
出盛り期は5月から7月。

バナナ

皮をむいたら、軸から1cmほどを切り落して食べる。
ポストハーベスト農薬も、軸から1センチ以上先にはしみ込まないので、これで安心です。

農薬の質からしても、フィリピン産より台湾産のほうが安心。
出盛り期は一年中。

さくらんぼ
(チェリー)

ボールに水を流しながら10分くらいつけた後、5回ほど振り洗いをする。

国内産のほうがポストハーベストの心配がなく安心。
国内産の出盛り期は6月。輸入ものは5〜7月。

ぶどう

ボールに水を流しながら10分くらいつけた後、5回ほど振り洗いをする。
大粒のぶどうは手で皮をむいてから食べる。小粒のものも皮を口に入れてむかないように注意する。

粒がそろっていて、落ちにくいものを選ぶ。
出盛り期は8月から10月。

すいか

流水中でスポンジを使って5回くらい水洗いをする。
食べるとき、皮を厚めに残せば心配はない。

大きくて形のよいものを選ぶ。
出盛り期は5月から9月。

もも

流水でなでるように洗い、皮をむく。

玉が大きくて形が整い、桃色の鮮やかなものを選ぶ。
出盛り期は6月から9月。

なし

殺虫剤をかなり使う果物のため、表皮下に残留している可能性がある。そこで、流水中でスポンジを使って30秒くらい水洗いをした後、皮を厚めにむく。
なしは果皮と果肉の間に酸があって、厚めにむいたほうがおいしいので、一石二鳥なのです。

左右のバランスがよく、形のきれいなものがよい。
出盛り期は8月から10月。

かき

流水で手でごしごし洗い、皮をむく。

オレンジ色が強くてむらがなく、ヘタが枯れていないもの。
出盛り期は8月から10月。

果物に関しても、基本的には野菜と変わらないようです。つまり、「”旬”のものを食べ、季節はずれのものを無理して食べない。」ということです。
季節はずれのものには輸入物が多いですし、輸入物には”ポストハーベスト農薬”(収穫後の農薬、主に防腐剤・防カビ剤などを品物に直接散布する)の心配が、絶えず付きまといます。
スーパーに行けば様々なものが並び季節感なんてまったくありませんが、やはり出盛りのものはおいしいですし、農薬などの問題からも、”旬”を見直したほうがよいようです。

 

「有害物質の除去方法」
メニューに戻る