AJ 理事会議事録

開催日:2006 年11 月18 日
場所:東京都新宿区四谷 TKP 四谷第一会議室
出席者
会長 加藤 孝
副会長 平山 晃 副会長 本多海太郎
北海道 坂村堅二 宮城 鈴木賢一
千葉 庄司直和 埼玉 妻神邦昭
神奈川 井手マヤ 中部 大塚良孝
幹事 下國 治
欠席者
近畿 石丸英明
宇都宮 斎藤喜康 (1 号議案は議長へ委任状提出)
静岡 寺田智成 (1 号議案は議長へ委任状提出)
オブザーバー出席
岡田 一 (近畿)
坂東 司 (宇都宮)

議長である加藤会長から1 号議案は当事者である会長、平山副会長は議長として適任でないため、本多副会長
に議長をお願いする旨の提案があり、了承された。

1 号議案 石丸氏、左海氏をブルベ主催者として不適格であると認定すること
加藤会長から議案書のとおり理由説明があり、各理事から意見が出された。
理由説明
石丸英明、左海利久の両氏をオダックス・ジャパンの統括する日本のブルベにおけるブルベ主催者として不
適格であると認定する。
よって、両名はブルベの主催団体の代表、副代表として認可しない。また事務局などとしてブルベに関与して
いることが判明すれば、判明した時点でその主催団体とAJ の主催者契約を破棄する。
ただし、個人サイクリストとしてブルベに参加することについてはこのかぎりではない。
理由両名はA 近畿のブルベ臨時代行主催者と事務責任者であり、実質的共同主催者である。
両名は本年度ブルベ開催において、会員外のブルベ認定費用、メダル代などの支払いを4 月以降10 月末まで
行わなかった。これは、近畿以外の各主催者はBRM 毎に精算するとの決定に基づき[2005/10/22 理事会決
定]、ブルベ開催毎に二週間以内に精算を行っているものである。
また8 月以降の精算催促にもすぐやると虚偽の返答を繰り返して、結局10 月末まで支払わなかった。
さらに、未納の理由を尋ねられても、言を左右し返答をしなかった。
これらは主催責任者の管理責任が大きく問われるところであり、事務責任者の怠慢でもある。またこれらは重大
な信義則違背でもある。
両名は07 年度ブルベ開催予定のACP へ申請について、あらかじめ通知してあった申請事務担当者の作業
量上の日程から来ている締め切りを全く守らなかった。さのみならず、日本のBRM 開催予定全体がACP の決
めた申請期限に間に合わないかもしれない事態にまで立ち至らせた。これは、07 年の日本全国のブルベの開
催が危ぶまれた事態であり、日本人のPBP 参加の道を閉ざしかねない事態であった。また申請事務担当者にも
多大な負担をかけた。
以上は両名の主催責任者として期日厳守の姿勢がないところから来る、管理責任および実務責任が問われる
ところである。
石丸臨時代行主催者は、総会議案に対しては、同じく定められた期日内に意見を述べず、期日後になって具
体的説明のない項目や既に決着済みのことを持ちだし、理事会及び会員に混乱と無用の負担を強いる行いを
した。
これも、臨時代行主催者に期日厳守の姿勢がないところからくる管理責任を問われるところである。
またこの間には臨時代行主催者と事務責任者との意思疎通、連絡の不十分さが伺え、臨時代行主催者を立
てたA 近畿の体勢が破綻していることが明白になった。
のみならず、期日後に再三問題と称するものを持ちだしてくるところには、問題のすり替えでその場を逃れよう
とする姿勢も伺える。
そして滞納問題に対して自分らの怠慢であるとの謝罪はあったものの、問題解決を図るための正確な滞納理
由説明はなされていない。
また来年度申請問題に対しても、事後の釈明はあったものの、期日ギリギリになる理由にはなっていない。
以上のごとく、A 近畿の臨時代行主催者石丸英明氏と事務責任者の左海利久両氏は、実質的共同主催者と
しての管理責任と実務責任を果たさなかったと認められ、あまつさえオダックス・ジャパンの運営に重大な危機を
もたらした。また全くのボランティアでありながら年間数十本のブルベを開催するという組織は、仲間の信頼の上
で成り立っているが、両氏はこの信頼関係を混乱させ大きく傷つけた。
故に、両氏を主催者として不適格であると認定する。

意見
「事務処理能力以上のことをやっていたのではないか、そのためブルベ実施にいろいろ不備もあった。石丸氏
は2003 年掛川ブルベを投げ出したことがあり、信頼できない」
「左海氏には直接きちんと義務を遂行しろと言ったが実行されなかった。もうつきあいきれない。石丸氏の社会
的常識欠如は問題。」
「石丸氏は総会議案に対し、メールでは賛成という意思表示があったが、一昨日付けの葉書で反対と言ってきた。
社会的常識の感覚を疑う」
「細かいいきさつが見えなかったが、今判った。AJ が皆いい加減なところだと思われても困る。がっかりだ。」
「除名に値する」
「2007 年PBP 参加申し込み等の事務作業は大変。信頼関係がないと困る」
「不適格理由には弁明のしようがないだろう。両氏が外れた場合、A 近畿の組織とはどうなるのか」
「A 近畿の事務遂行に問題があることは良く理解できたが、そう安易には不適任認定は出来ないのではないか。
今後の対策を含め、こういうことをしたらこういう罰則があるよ、という風にしたほうが良いのではないか。」

答え
「A 近畿の組織は、ちゃんとした人たちがあとをやるのなら存続に問題はない。
性善説を前提にした団体であるので、トラブルを想定した会則になっていない。
このあと3 号議案で提案するAJ 会長と主催者との契約に、想定できる事例を出来るだけ盛り込んだつもりである
が、歴史も経験も浅いため時間を掛けて事例を積み重ねていくしかない。
AJ 会長と主催者との契約でも、会長が一方的に強いのではなく、理事会も会長を罷免することが出来るようにし
て、両者間に良い意味での緊張関係を持たせるようにしてある。」
こういった質疑はあったが、委任も含めて理事会全員の一致で承認された。

議長が加藤会長に交代
2 号議案 07 年のA 近畿BRM の肩代わりについて
1 号議案が承認されて今後のA 近畿の体制が見えないため、緊急避難としてPBP 参加申請に間に合うように、
申請済みの大阪地区の200 から600 までのBRM 計4 回を会長、副会長、それにAJ 中部の協力の下に実施す
るとの提案がなされた。
304 200km 平山・本多・加藤(コースは近畿申請を基本とするが、変更もありうる)
407 300km 平山・本多・加藤(コースは近畿申請を基本とするが、変更もありうる)
512 400km 中部(コースは中部に一任する)
602 600km 中部(コースは中部に一任する)
A 近畿からオブザーバー参加した岡田氏から、持ち帰って11 月23 日までにA 近畿の態度を決め返事をする
ので、それまで待って欲しい、との発言があり了承。

(参考)
11 月23 日受信 A 近畿新代表岡田さんからの返事(要旨)
先日のAJ 総会・理事会の結果を受け、新たな形で、オダックス近畿として公式ブルベを実施していく事に決定
した。今までもスタッフとして関わってくれた大半の方が、今後も協力してくれる予定である。
石丸、リキュー両氏には、(ブルベに対しては)一参加者として関わるべきである事を伝えた。
具体的には、両名の実施したい事業(イベント)については、自らの企画で実施してほしいこと。公式ブルベは
規則に則った会員向けの遊びであり、多彩なイベントには対応できるものではない。そのため、ブルベの運営
からは一線を引いた形で活動すべきであり、それがお互いのためになる。以上の事を話し合い、理解していた
だけたと思う。(石丸氏にはメール連絡)
そこで、以下の体制について了承いただきたい。
またブルベの日程については、こちらからの希望である。
今から、どの程度ブルベの日程変更が可能かは解らないし、会長、副会長はじめ海外担当の下國さんにも多
大なご迷惑をかけてしまう形にはなるが、私岡田が代表として責任を持って実施するために必要な日程変更で
すので、どうかご容赦ください。
オダックス近畿
代表:岡田一
副代表:植村茂弘、稲本孝司広報web 担当:岡田 一、佐野芳英、
その他実施スタッフ:現在上記の他、協力してもらっている参加者がいるので、ブルベ実施上は問題無いと考
える。
2007 公式ブルベ実施希望:
2 月11 日堺200km(堺〜五條〜堺)
3 月3 日堺300km(堺〜名張〜堺)
5 月12 日堺400km(堺〜津〜堺)
6 月2 日堺600km(紀伊半島一周)
その他、秋には走行会を実施する予定です。
広報用にオダックス近畿の新web サイトを近日中に立ち上げます。
下関ブルベについては現状では申請が極めて難しいのと、ワタシの責任の元では実施が困難なので、見送ら
せて下さい。
また、秋のブルベについては、スタッフ確保が困難なのと、まず出来るところから始めたいという思いがあるの
で、公式ブルベという枠からははずしました。

3 号議案AJ 会長と主催者の契約について(別紙資料:契約案)
原案どおり、持ち帰って検討・議論し、12 月末までに契約を結ぶことで了承された。

4 号議案入会手続き(保険加入)について
原案どおり、12 月はじめから加入手続きを始めることで了承された。

5 号議案AJ サイト掲示板ならびにフォーラム廃止について
一般参加者の情報交換媒体としての役割は終わった。
今後、一般参加者からのAJ 運営に関する意見は理事が集約して理事会にあげる。
そのため掲示板を持たない主催者サイトは、掲示板を新設する。
廃止時期は06 年12 月末とする。
この提案に、主催者の掲示板新設は強制か、との質問があり、強制ではないとの回答で了承された。

6 号議案主催者賠償責任積立金の新設
予想される不慮の事態にそなえ、余剰金の一部を一定限度額まで主催者賠償責任積立金とする。限度額は2
百万円とし、本年は50 万円を積み立てる。
主催者からの申請により、会長決済とする。なお、その他余剰金の使途は理事会協議によるが、緊急と認めた
場合は会長決済で出来るものとする。
原案どおり了承された。
その他
平山副会長からの辞任申し出について
平山副会長から今回の混乱の責任を取って辞任したい旨の申し出があったが、出席理事全員の反対により申し
出は却下された。
以上

2006 年11 月23 日
議 長 加藤 孝 印
議事録署名人 平山 晃 印
議事録署名人 本多 海 太郎 印