ワイルドアームズ2ndイグニッション
ハード:PS ジャンル:RPG プレイ人数:1
発売日:99.9.2 メーカー:SCE 開発:メディアビジョン
ワイルドアームズの第2弾。前作から3年、正直シリーズになるとは思ってもいませんでした。
本作は「1」の続編ではなく、世界観のみを引き継いだものなので2からワイルドアームズをはじめても問題ありません。
独特の用語は本棚を調べれば大体把握できます。
ただ「1」と同じ名称(設定は微妙に違う)のものが登場したりするので前作をプレイした人はニヤッとするかも。
今回のファルガイアでは車や鉄道なんかが登場するのでファンタジ−色は薄れたかもしれません。
今回はシナリオに「英雄」という明確なテーマがもうけられており
やや癖のあるストーリーとなっております。「1」は楽しめた弟はこれで挫折。
みんなを守りたいと思う青年、かつての内戦で英雄と称えられた男、「エレニアックの魔女っ子」と呼ばれる高名な術士を姉に持つ少女などをはじめとするメンツが戦いの中でそれぞれの答えを出していくといった具合に進んでいきます。
今回のパーティーは最大6人。
今回の主人公アシュレーは前作のロディとは違いしゃべります。
しかもデフォで幼馴染の少女が恋人としています。その少女がまたステキな性格をしているんでヒロインのくせに人気がなかったりします。
他に渋い兄貴、魔法少女、ショタ向け少年といった連中が仲間だ。
ディスク2枚組みとなった今作、容量が増えてスタッフがやった事は
ディスク1と2でOP・中断ムービーが変わるという変なとこに費やしました。(ディスク1の最後にゴスペラーズの歌が流れる)
グラフィックですが同時期に出たソフトと比較しても辛いものがあります。
そうでありながらフィールドが2Dから3Dになったんですけど個人的には
フィールドは2Dのころの方が好きだったんですが・・・
最大の変化は戦闘関連のものでしょうか。
「2」ではMPが無くなり、前作にもあったFPがその代わりになってます。
最大値100、現在レベルが戦闘開始時の初期値になり、行動で上がります。
魔法・ARMを使用するには必要FPが設けられており、FPが必要値に達しいれば使用でき必要値を下回らない限り使用できます(ARMは残弾が無いと使用できない)
このFP、なによりダンジョンでMPを温存する必要がないのが大きいです。
序盤こそ苦労しますが1ターン目から技が使えるようになると雑魚戦に費やす時間はかなり短縮されます。
さらにレベルが大きく開いた弱い敵との戦闘はフィールド上でキャンセルできたり、敗北した時、その戦闘を開始時までもどすアイテムがあるなどストレスをかけないように工夫されてます。
良い変化もあれば気に入らない変化もありました。
ARMを改造できる回数に制限が加えられました。これ自体はバランス調整になるのですが一度改造すると取り消せないのはいただけません。
様々な能力を付加するパーソナルスキル(以下PS)はすべて装備することはできず、これも一度振り分けるとそれ以後変更できない(状態異常耐性は前作に比べ下がっているのでPSで強化しとかないと苦しい)
他の人にとってはどうでもいいことでしょうがモンスターの叫び声が無くなったのは寂しいDEATH
アクの強いストーリーが肌に合うかどうかで評価は変わると思います。
個人的にはオススメRPGシールを貼ってやりたいです。
難易度:★★☆☆☆
熱血:★★★★☆
特撮もののノリ:★★★☆☆
ゼットン:★★★★★