時代を超えて新・旧超人が激突!
必殺技で、狙え大逆転!



キン肉マン2世
ドリームタッグマッチ

ハード/ワンダースワンカラー メーカー/バンダイ
ジャンル/格闘


万太郎で最強超人をめざす「ストーリーモード」、新キャラをゲットし
最強タッグをめざす「タッグマッチ」など、白熱バトルを展開!
もちろん、40種類以上の必殺技も美しいビジュアルで甦る!
(パケ裏より)

黒南風が卒業記念スキー旅行に行く際、大阪の集合場所に、待ち合わせ時間をPMとAM間違えて行ってしまい、時間つぶしに大阪難波・日本橋界隈をぶらついてた時に発見した御手頃価格の中古スワンクリスタル(クリスタルブラック)を本体持ってないのに購入していた「メモオフ フェスタ」のために購入した際、せっかく本体購入したんだからなんかソフトを買って持っていこうと思いなにかないかと物色していたところ、本体を購入したチェーン店全てでワゴン売りされていたのがこのソフトでした。
悪名名高い前作「マッスルタッグマッチ」は手にしたことはありませんが噂は耳にしており、中古で「マッスルタッグマッチ」を買うより安くて「マッスルタッグマッチ」を「オリジナルモード」として収録しているとあってお得感タップリ。というわけで購入を決意したのであった。


まず大まかにゲームの概要をば。
基本は2対2のタッグマッチ。
バトルフィールドはリング内で、両チームとも常にどちらかのキャラがリング内にいる。
勝利条件はキャラ一人のライフをゼロにするかタイムアップ時にリング上にいるキャラのライフが多いほうが勝ち。
休憩中の選手は徐々に体力が回復。
各キャラ、レベルごとに一つずつ用意された三つの必殺技は、試合中にミート君が投げ入れる「命の玉」を取ることで使用可能に。


○ストーリーモード
まず気をつけねばならないのはタッグマッチではないということである。
なにが問題かというと、タイトルとの整合性とかいう問題ではない、このゲーム、ライフ制でライフゲージが尽きかけると瀕死状態に突入するのだが、瀕死状態になるとスピードが大幅にダウン、ジャンプが出来なくなる。
こうなってはどうしようもない、タッグマッチとは違い体力を回復する術はないのでこの状態で試合に臨まなければならない。一発逆転を狙うにも、命の玉が投げ込まれればCPUはこちらを無視して玉にまっしぐら、スピードの落ちたこちらに横からかっされる道理はない。このゲームで必殺技以外で相手のライフを削るというのは並大抵の事ではない。
ジャンプ攻撃も叶わぬとなればなお更である。
タッグマッチを前提にしたシステム故に不具合が発生してしまっているのである。
必殺技命のこのゲームで操作キャラがイマイチ決定打に欠ける万太郎というのも厳しい。


○タッグマッチモード
こちらは好きなキャラを二人選んで戦い抜くというモードでこちらがこのゲームの本髄。
すべて勝ち抜くことで使用可能キャラが増えていくというもの。ただしタッグのうち最初に選択したキャラに対応したキャラが出るので注意。


オリジナルモードも遊んでの意見だが、過去作を意識し、意図的に前作を超えようとしなかったと見受けられる。
キャラの性能差が必殺技以外ないというのも味気ない。しかもその必殺技の性能差が大きい、飛び道具、突進系必殺技の使い勝手が良過ぎ、関節技系のキメにくさがこのゲームの難易度を左右しているというのも悲しい。
キン肉マンのレベル3必殺技は極まれば満タンのライフの9割を持っていくが……
気が付けば命の玉が投げ込まれれば自分も敵も玉目掛けてまっしぐら、敵が技スタンバイ状態になったら全力で逃げ回るというのがこのゲームのプレイスタイルになっていることであろう。





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