AirsAdventureのレビューですが中途半端でしたね。正直、どこまでネタバレしていいものか考えてあそこ止まりとなりましたが実はレビューで書いた以降の話が素薔薇しいことになっていくのでおまけを設けました。パーティが二人になってからは戦闘も宿屋も変なリアクションが楽しめるんで購入されたかたは是非放り出さず最後までプレイして欲しいです。総プレイ時間はゆっくりプレイしても15時間もかかりませんでしょうから。
(↓ネタバレ有)
地上からスカイハイワールドへ、そして世界に仇なす存在との対峙。減るヘンリーのセリフ。無意味に多い町、しかも平均滞在時間2分。誰も近づけないという大樹に実るという万病に効く奇跡の実を馬の糞詰まりを治すために採りに行くヘンリーたち。しかもその馬はペガサスに。
スカイハイワールドの海に現れたクレパスから壁を越え地上への帰還のためパラグライダーのようなものを広げ飛び込む、しかし、クレパスは閉じだしパラグライダーが挟まれ宙ぶらりんになるヘンリーたち。
結局、一言も喋ることなく散っていったラスボス。おまけに第一形態はファミリーネーム、第二形態はフルネームといういい加減さ。
このようないい加減さだがこのゲームが目指したのは、王道ファンタジーである王女を助ける騎士に、不義密通・賭博横領という罪状を科せられるようなヘンリーを配置し、やってることは実に古典的王道ファンタジーでありながら新鮮な雰囲気を演出するものであったのであろう。素材は決して悪いものではなかったはず、しかし残念ながらその結果は我々の知るところである。
遠藤氏は「大御所が力を貸して若いスタッフの成長を促すため」というようなことをおっしゃられていたようだが、残念ながらシナリオを除いても作品としてのクオリティは低い。常に戦闘では単種しかでず、一匹ずつしか戦闘できないのは緊張感を削がせた。面白い演出はあったが残念ながらこれでは発売を待っていたユーザーは浮かばれないだろう。幸福にも黒南風はこのゲームを100円で購入し、その相場に見合う程度の期待しかいだいておらなんだから、このゲームにそれ以上の価値があったと思う。でも出せて980円だな。