『奄美・沖縄エッセイ』052
■■■■■>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>◆ 2009.09.03 ■
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◆■■ ---------- ■ 奄美・沖縄エッセイ ■◇■
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□◆□◆□▼ 「魅惑する南島、奄美編」という科目 ▼□◆□◆□

ハイサイ。みなさん、お元気ですか。前回からまた3ヶ月も経ってし
まいました。ここ数号、同じことを書いているような気がします。3
ヶ月毎の配信になってしまったかのような(^_^;)。いつも勝手で、ス
ミマセン。そして、気づくと、夏も終わりに近づいています。

さて、先月の初め(8月4〜8日)、仕事の目的ででしたが、奄美大島
本島を訪れてきました。みなさんもよくご存じのようにここは、7月
22日には、日本列島のなかで皆既日食を見ることができる貴重な場所
として、その前後には連日のようにマスコミに取り上げられ、太陽を
観るために多くの人が島を訪れました。奄美大島本島もそうですが、
さらに北のトカラ列島とともに、これほど注目されることは、今まで
無かったように思います。結果的には、トカラは悪天候で観られず、
奄美大島本島、ならびに喜界島では、観測ができたとのことです。

私が訪れた奄美大島本島では、その時の様子として、お土産屋に行列
が出来ていたことが、「あんな光景はいままでに見たことはなかった
し、これからもないだろう」というように、すでに伝説化して語られ
ていました。さすが、神話と伝説の島、ですね。私が訪れたときには
、すでにいつもの静かな島に戻っていましたが、お土産屋の店先には
、皆既日食グッズが、まるで巨人伝説を証明する岩のように、まだた
くさん置かれていました。今回の日食は、これから島でどのように語
り継がれるのでしょうか。

さて、今回の主な目的は、職場で来年度にあたらに立ち上げる予定の
科目のための下見でした。私はかねてから、職場の学生たちに奄美諸
島の魅力を知ってもらいたいと思っていて、講義で取り上げたりして
きました。また、私のゼミナールの合宿で奄美で行うことを提案した
こともありましたが、結果的には、沖縄諸島となり、学生たちを奄美
諸島に連れて行く機会は、いままで訪れませんでした。今年度、職場
の学部内部が改変されたことによって、プロジェクト演習という新し
いタイプの科目が設定され、その対象として、私の所属する日本・ア
ジア文化コースの左記科目として、奄美大島本島での演習を提案した
のです。

この科目を立ち上げるにさいし、私の念頭にあったのは、このメルマ
ガでも何回が登場してもらっている友人、奄美大島観光案内ガイド専
門店・あまみ屋の安田ひろぞうさんでした。このメルマガのタイトル
にもありますように、奄美諸島が私の専門地域であるかのように私は
振る舞っていますが、ここだけの話ですが、実は私は奄美のことをそ
れほど知りません。ほとんど個人的な嗜好で奄美に想いを抱いている
だけです。だから、ひろぞうさんが居なければ、この科目を立ち上げ
ようとは、思いもしなかったと思います。

それまで、お会いしたり、メールや電話でひろぞうさんと何度か打ち
合わせをして、あらかた全体像が見えた時点で、現地で講師お願いす
る方々にお会いして、確認をとっておくことが今回の目的でした。こ
れには、一緒に科目を担当して下さる同僚の先生、そして、学部長も
同行されました。この科目の内容は、今回の下見を踏まえて、来年度
の職場のシラバスとして発表されますし、実施の結果はこのメルマガ
で書かせていただくことになると思います。演習テーマは「魅惑する
南島、奄美編」です。ひとえに、ひろぞうさんの人脈を頼ってのこと
でしたが、そこに集った講師の陣容は、素晴らしいものとなりました
。

あくまで「予定」ですが、その内容の一端をここに記してみます。
 ・奄美概説 : 高梨修(奄美市立奄美博物館学芸員)
 ・森の自然観察 : 安田ひろぞう(あまみ屋)
 ・ハブ製品制作 : 原武広(原ハブ屋奄美)
   http://www7.ocn.ne.jp/~harahabu/
 ・海の自然観察 : 興克樹(ティダ企画有限会社、自然写真家)
   http://amami.exblog.jp/(奄美大島☆撮影日記)
 ・奄美黒糖焼酎醸造 : 富田恭弘(富田酒造場)
 ・カメラから見た奄美:別府亮(写真家)
    http://amamicco.net/(奄美大島探検マップ)
 ・大島紬泥染め織り体験:山元隆弘(奄美大島紬村)
 ・三線職人の島唄教室:沖島基太(サンシンヤ)
 ・さとうきび精糖 : 奥光太郎(ばしゃ山村、奄美民俗村)
 ・あまみエフエム ディ!ウェイヴ研修:麓憲吾
 ・奄美唄遊び演習:中村瑞希・前山真吾
   http://myhome.cururu.jp/marikamizuki/blog
   (まりかみずきさんのブログ)
   http://samusen.exblog.jp/
   (島唄ばかのヨ~リヨ~リBlog奄美から♪)
個人的なHPやブログを開設されている方は、これも記しました。なか
には、直接お会いすることができなかった方もいらっしゃいますが、
どうでしょうか、こうしてみると、素晴らしい陣容となっていると思
いませんか。講師の方に直接お会いして、そのことを強く実感いたし
ましまた。これが実現することを想像すると、私もわくわくします。
というよりも、なにか私自信のために立ち上げたような内容となりま
した!

このメルマガの読者の方には申し訳ないのですが、この科目は私の職
場の(学部)学生のみ20名弱を前提に企画したものでしかありません
。しかし、こうして見ると、現在の奄美諸島を代表する方々が講師と
して名を連ねています。このような陣容が整ったのは、ひとえに地元
で関係を育ててきたひろぞうさんのおかけです。そして、このメルマ
ガの読者となって下さっているみなんが奄美に入るときにも、この内
容は参考になるのではないかと紹介させていただきました。もし、上
記を見て関心を持たれたら、下記HPから、あまみ屋のひろぞうさんに
連絡していただければ、いろいろと情報をいただけると思います。
 あまみ屋 http://www.amami-ya.com/main.html

あとは、こちら側の問題です。来年度、上記内容をもとに学生を募集
します。残念なことですが、学生には「奄美諸島」の認知度は、それ
ほど高くありません。今回、皆既日食で知られたとしても(そこを訪
れた某女優夫婦がスキャンダルでマスコミを騒がせているとしても)
、また、奄美諸島はいつもの静けさを取り戻すでしょう。そして、記
憶の彼方へと追いやられるに違いありません。ですが、そのことと奄
美諸島の魅力とは関係ありません。いや、とくに地元の方に誤解を恐
れずに言えば、そうであればあるほど、魅力が増すというのが私の勝
手な考えです。私は学生にそのことをなんとか伝え、一握りの学生と
、来年の夏ふたたび奄美大島本島を訪れたいと願っています。
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           ■◇■ あとがき ■◇■

最初は、今回の奄美来訪で感じた別のことを書こうと、キーボードに
向かったのでしたが、仕事のことに触れているうちに、こちらに比重
が移ってしまい、結果的には、手前味噌の内容になってしまいました
。申し訳ございません。しかし、科目の内容が、奄美諸島への入り口
としては他に見られない、充実したものとなっていると感じたので、
ここでご紹介させていただきました。

ついでですが、ひろぞうさんが、この3人を押さえておけば、奄美諸
島の写真は間違いないと教えてくれた人のうち、上記の興克樹さん別
府亮さん以外のもう一人を下記に紹介しておきます。
  しょうりきさん http://amamiyaclinic.com/(奄美屋診療所)
しょうりきさんとも今回お会いしました。中村瑞希・私設応援団会長、
安田ひろぞうさんの下で副会長を務められているという彼のHPも、素
晴らしいものです。ぜひ、訪れてみて下さい。

私も、中村瑞希私設応援団京都支部を立ち上げようと本部に掛け合っ
ているのですが、なかなか公認を頂くことが出来ません。もっと勉強
の必要があるようです。
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