『奄美・沖縄エッセイ』035
■■■■■>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>◆ 2007.03.22 ■ ■■◇■ ◆■■ ---------- ■ 奄美・沖縄エッセイ ■◇■ ■■ ■>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>◆ No0035 ■ =========================================================== +++++ 等幅フォントによってレイアウトされています。++++++++ =========================================================== ■□■ 奄美・沖縄、なんでも話題、メールマガジンです。■□■ ■□■普通は満月と新月の夜配信ですが、本日は旧暦02.03三日月■□■ -=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-     □◆□◆□▼ 「島唄」最後の日 ▼□◆□◆□     ハイサイ、みなさん、お元気ですか。なんと、なんと、7ヶ月ぶりで す。忙しい現代、このメルマガのことを憶えておいて下さったでしょ うか。そうだとすれば、たいへんありがたいことです。(前号、2006 0907号も、これと同じ文章で、始まっています、あぁ!(^^;)) さて、すでに3週間が経ちましたが、先月末に、ほんとうに久しぶり にひとりで沖縄を訪れてきました。というのも、ここ数年は、学生を 連れての訪問が多かったのです。今回も、名目は、学生を連れて行く 下見ということでしたが、いくつかの調査をこなすこともできました 。その調査のことは、またの機会に書かせていただくことといたしま して(いつになるやら(^^;))、偶然立ち会うことになった、あるライ ブハウス最後の日のことを書きたいと思います。 2月28日水曜、2月最後の夕方、沖縄滞在の最後の夜をどのように過ご そうかと、「箆柄暦(ぴらつかごよみ)」というFM那覇が出している フリーペーパーに眼を通しているとき、「島唄」ライブの記事が眼に 入りました。地元のみならず、本州弧も含めた沖縄に関するイベント についての情報量の豊富さで以前から注目していたフリーペーパーを 、FM那覇が傘下にしたようで、今は立派な冊子になっていました。( 関心がある方はネットで検索を。) さて、沖縄ファンなら、おそらく知らぬはずはないボーカルグループ 、ネーネーズ(お姉さんたちという意味)の本拠地として知られるラ イブハウスです。その有名さゆえ、却って訪れたことがありませんで した。場所は、宜野湾市、58号線沿いのビルの6階です。宜野湾は、 僕の友人が店長を務める、地元最大級の沖縄関係書店BOOKSじのんが あることもあり、沖縄ではそこをかならず移動の足場にする私は、い ままでも立ち寄る機会があったのですが、なぜか一度も足を踏み入れ たことがありませんでした。 今回、記事を見て、ふと生ネーネーズもいいなと思ったのです。今回 も地元でお世話になった友人他、じのん関係者に別れを告げ、真栄原 十字路でタクシーに乗り込んで、「島唄に行って下さい。」と告げる と、「ネーネーズのね。」と、運転手が返事をしました。「9時から なら、ちょうどいいでしょうね。」という運転手。でも、僕は一抹の 不安を抱えていました。シーズンオフの平日の夜、宜野湾のライブハ ウスに、観客はいるだろうか。以前、「島唄」で一人ライブを聴いた という記事を読んだことを思い出したのです。 ビルの下に車を止めてもらい降りると、そこに「島唄」の看板が光っ ていました。エレベーターの前で待っていると、いかにもという感じ の、私と同じヤマトゥンチュの観光客が3人ほど、やはりタクシーか ら降りてきました。これで、一人ではないなと、ホッとしつつ、エレ ベーターに乗りました。米兵らしき家族が、途中の階で降りたあと、 6階に着くと、いかにもライブハウスらしき入り口に招き入れられ、 そこで入場料1500円(安い!)を払い、指定されたテーブルに着きま した。 意外にも、すでにかなりの客が入った暗めのライブハウスの、ステー ジは入り口の右手にあったのですが、その反対側奥に、どこかで見た 髭のおじさんが座っています。そうです、ネーネーズのプロデューサ ー、そして、島唄の名手、知名定男氏です。それに、近くには、初代 ネーネーズの吉田康子。なんと幸運な、と喜びながら、ドリンクを注 文して、席で開演を待っていると、客は次第に増えていきます。演奏 が始まる頃には、小さなライブハウスながら、ほとんどいっぱいにな っていました。 (長くなったので、次回に続く……) -=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- ■◇■ あとがき ■◇■ いつもは、新月か満月の日の配信なのですが、ほとんど半年ぶりの今 回は、三日月の夜に配信で、変則です。次には、いつもの配信日に戻 ります。今年の暖冬、次回の配信までには、桜も散ってしまっている でしょうか。
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