『奄美・沖縄エッセイ』012
■■■■■>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>◆ 2005.05.31 ■ ■■◇■ ◆■■ ---------- ■ 奄美・沖縄エッセイ ■◇■ ■■ ■>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>◆ No0012 ■ =========================================================== +++++ 等幅フォントによってレイアウトされています。++++++++ =========================================================== ■□■ 奄美・沖縄、なんでも話題、メールマガジンです。■□■ -=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- □◆□◆□▼ Coccoという歌い手 ▼□◆□◆□ ハイサイ、みなさん、お元気ですか。 みなさんは、Cocco(こっこと読みます)という人をご存じでしょ うか。最近は、絵本作家としても活動していますが、元は、沖縄出 身の歌手だったのです。 彼女は、1997年に音楽のメジャー世界に登場し、純粋な魂をその まま表現するかのような、その激しくカリスマ的なスタイルと歌に よって、一躍若者を中心に支持を集めました。その後、人気は高ま る一方でしたが、ほとんどテレビに出ることもなく、全国でコンサ ートを続けながらも、2000年の10月6日の日本武道館でのコンサート を最後に、コンサートを行うこともありませんでした。人気絶頂の なかでのことでした。 そして、翌年の4月18日、歌手活動そのものも中止してしまうので す。彼女が沖縄出身であることは、知られてはいましたが、歌手活 動中止の発表とともに、沖縄で限定発売された『風化風葬』という ミニCD付きのVHSテープの広告として、地元の新聞に一面広告で載せ られた「愛する沖縄様」という自筆メッセージには、それまで公に されることのなかった、出自への彼女の強いこだわりが初めて直接 に、そして強く表現されていました。 後輩の影響と、偶然手に入れた『風化風葬』の映像に惹かれた私 は、このCoccoという歌手を追いかけ続けています。歌手活動中止後、 愛する沖縄に帰った彼女は、海岸でゴミを拾いながら、沖縄の海を 対象にした、ゴミゼロ大作戦なる環境活動を地元で立ち上げ、キャ ンペーンのための曲を自ら作り、手作りのコンサートを開いたり、 沖縄の海を素材にした絵本を刊行したりしています。 でも私は、歌い手(職業ではありません)としての彼女のあり方、 ほとんど生きることと結びついたその表現活動から、歌を歌い続け ざるをえないだろうと考えていました。たとえば、昨年11月23日に、 やはり一部の若者に強い人気があるグループ「くるり」の中心メン バーである岸田繁と組んで、自らの歌をレコーディングし直して、 タワーレコードという会社から出したりしていました。 それが、とくに岸田とのコンビがきっかけとなって、今年の6月に SINGER SONGERというバンドを組み、アルバムを出すことになった のです。その前に、先日の25日、「初夏凛々」というシングルが発 売されました。さっそく買い求めて、聞いてみて、沖縄に帰ってか らたとえば、絵本の著者紹介写真や、ゴミ拾い活動の報道を通して、 時折知ることのできた彼女の表情同様、明るくなったと感じていた 歌表現に、さらなる変化が生じているように感じました。 この話題を、もう少し書いてみたいと思います。 -=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- ■◇■ あとがき ■◇■ 私の娘の同級生のお母さんから、にがうり(ゴーヤー)の佃煮を いただき、食べてみたのですが、その苦さと、佃煮の甘さが好対照 で、なかなかいけました。ゴーヤーは大好きなので、近所のスーパ ーで買い求めて、よくチャンプルーで食べるのですが、佃煮という のは、はじめてでした。皆さんも、一度試されたらいかがでしょう か。 =========================================================== ■<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<■ □------◆ 電子メールマガジン:「奄美・沖縄エッセイ」 □----◆ 発行人:末次 智 (すえつぐ さとし) □--◆ E-mail:suetsugu@kyoto-seika.ac.jp □◆ 配信の解除URL:http://www.kyoto.zaq.ne.jp/suetsugu/ ■<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<■




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