玄米の色が黒色で果皮、種皮の部分に紫黒色系色素(アントシアニン系)を
含んだ米です。
5分づきにすると米が紫色になるため、紫米とか紫黒米ともいわれます。
糠を全て取り除くと白米に近い色になります。
黒米はおはぎの起源で古くから祝いの米として珍重されてきたという説も
あります。
栄養成分は白米と比べて、たんぱく質、ビタミンB1、B2、ナイアシン、
ビタミンE,鉄、カルシウム、マグネシウムなどが豊富に含まれています。
食物繊維もあり、便秘の解消にも効果的です。
中でも黒米の糠に含まれるアントシアニンは、血管を保護して動脈硬化を
予防し、発がんの抑制に関係する抗酸化作用が認められています。
ビタミンB1 |
糖質がエネルギーになるとき必要。アルコールの分解にも必要。 |
ビタミンB2 |
動脈硬化防止。老化防止。 |
ナイアシン |
血中のコレステロール、中性脂肪を減らし、心筋梗塞の再発を抑制。 |
ビタミンE |
老化防止。発がん性物質の発がん力を低下させる。 |
鉄 |
貧血予防。女性には必要なミネラルです。 |
カルシウム |
骨粗鬆症の予防。 |
マグネシウム |
カルシウムと共に骨の発育に必要。 |
食物繊維 |
便秘を解消し、大腸がんの予防。 |
玄米の色が赤褐色で果皮、種皮の部分に赤色色素(タンニン系)を
含んだ米です。
5分づきにすると薄紅色になり、糠を全て取り除くと白米になります。
野生稲の大部分が赤米であることから赤米は米のルーツであり、
赤飯の起源と考えられています。
栄養成分は現代の白米と比べ、タンバク質やビタミン、ミネラルが
多く含まれています。
緑米は全国でも生産量が少なく、貴重種で幻の米と言われています。
これはもち米ですが、普通のもち米より粘りが強く甘みがあります。
栄養成分は亜鉛やマグネシウム、繊維質を豊富に含み、血液浄化や
精神安定にも効果があると言われています。
古代米(黒米・赤米・緑米)の栄養