■■■阪急電鉄9300系■■■
9300系画像一例 簡単な解説(概要)

■阪急電鉄9300F■
 阪急電鉄で最も新しい車両が9300系で、これは現在京都線で登場後25年以上活躍している特急車6300系の次世代後継車と位置づけ2003年に竣工デビューした特急車である。 製造はアルナ工機から日立製作所に変更されているが阪急の伝統であるマルーンカラーや木目調の車内空間は継承されている。 また。そのコンセプトは安心、優しさ、温もり、人間らしいキーワードから生まれた「すべてのお客様に快適な移動空間」を理想の具体化としていて、 車内のクロスシートの座席幅及び間隔の拡大・側窓の緑色UVカットガラスの採用・車両間の貫通扉の自動化・側扉開閉予告灯・ドアチャイムや 車内案内情報装置などのバリアフリー設備の設置が行われている。 関連してロングシート車の特急を減らしサービス向上を図るため全車クロスシート車となっているがドアは3ヶ所に設けられている 外観では基本的には8300系の1次車の形を継承しているがやはり次世代モデルであるため屋根周りが大幅に変わっている。 また側面窓は新しいタイプのドアの窓と同じく大型化され連続窓となり変化が一瞬でみられる。 正面ではLEDでの白色化やスカートの形の変更やステップの設置が行われている。制御装置ではIGBTといった新しい技術も採用されている。 その外見には威風堂々とした迫力さえ感じる。 車内ではツートンカラーのクロスシートで主に構成されているが、車両両端部にはロングシートも存在する。 照明装置は間接照明が採用され落ち着いた雰囲気となり床材も新しく、肘掛や固定席の裏側は木製となっておりより一層快適な車内環境となっている。 つり革はクロスシート車であるが装備されている。また窓にはよろい戸でなくカーテン式となりそのカーテンにも工夫がされていてたったままでも快適に乗車できるようになっている。 この内装には高級感が進化しゆとりと安らぎの空間そこにある。 まだまだ多くの話があると思うがここまでにしておく。 最後に運用面では8連の特急・急行・普通などの多くの種別で活躍している。また朝には増結編成(73**F)と組み10連となった姿も見られる。 また2編成登場時は全面ライトの形状や車内の一部が小規模変更されている。 この編成については現在3編成製作されているが今後増備されることを願いたい車両である。
阪急電鉄9300系SPEC(代表例・9300)
■製造年 2003年(平成15年)〜
■製造会社 日立製作所
■車体構造 アルミ製
■最大寸法(長さ×幅×高さ) 18900×2800×4095(mm)
■主電動機(種類・定格出力×台数)/1両 (三相交流かご形誘導電動機・200Kw×4台)/両
■制御方式装置 2レベルIGBT VVVFインバータ・VVVFインバータ
(ベクトル制御)個別分散制御
■駆動方式(種類・歯車比) ----------
■ブレーキ装置 HRDA−1 全電気指令式電磁直通空気ブレーキ
(電力回生優先ブレーキ付き)
及び保安(直通予備)ブレーキ
■台車形式 電動車(M車)FS−565 付随車(T車)FS−065
■冷房装置・容量・設置数/1両 集約分散式・除湿機能付き 強制排気装置内臓 
-------20,000kcal/h・2台/両
■パンタグラフ・形式 ばね上昇式シングルアーム式
■運転台形式 T字型ワンハンドル(3面構造コックピットタイプ)
■定員(座席定員) 120(43)人
■自重 35.7(t)