■■■阪急電鉄8300系■■■
8300系画像一例 簡単な解説(概要)

■阪急電鉄8315F■
(3次車)
 神宝線の8000系の登場後、すぐに京都線用として登場したのが8300系で8000系と同様、全車アルミ車両で制御装置はVVVFインバーター制御である。車体や車内も同じであるが機器などはメーカ・また車体寸法が異なる。車体寸法で言えば堺筋線にも乗り入れが可能となっている。 またデザインを見ると、従来車と異なり前面の窓を屋根部まで拡大し、額縁スタイルであり6300系と同様登場時より屋根部にアイボリーラインが塗られたものとなっている。後期車では額縁を廃止して横から見ると「くの字」(後退角)に見えるデザインとなっており 全面の形状では現在3種類のタイプが見られる。客室は化粧版の色が少し濃くなり、ドアの開閉に鳴るチャイムも設置されまた、側面一部の窓は固定窓かパワーウィンドウとなりまたその窓ガラスには熱線吸収ガラスが採用されより快適になった。 形状で分けると1次・2次・3次のタイプがある。8300Fは1次の額縁型・8333Fから2次のくの字型・正面の車両番号が右窓下部内に電照式で設置されシングルアームパンタグラフを装備した8315Fも登場し室内ではフリーストップカーテン・LED案内装置・ラジオ受信装置の採用など装備が充実している(3次)。 また2次・3次のタイプは登場時より前面のアイボリー色での塗りわけが少し変更されている。 8300系は英国領ケイマン諸島・S&H Rail Way Rail に売却されそこからリースするかたちとなった。 また現在京都線では7両編成と8両編成(一部2+6)があり、6連車は行楽時嵐山線に入るなど、多くの種別で運用されている。
阪急電鉄8300系SPEC(代表例8300・8333・8315)
■製造年 1989年(平成元年)〜
■製造会社 アルナ工機
■車体構造 アルミ製
■最大寸法(長さ×幅×高さ) 18900×2850×4095(mm)
■主電動機(種類・定格出力×台数)/1両
 [○1次 △2次 □3次]
(交流三相かご形誘導電動機・170Kw×4台)/両
■制御方式装置 VVVFインバータ・VVVFインバータ式総括
■駆動方式・種類・歯車比 平行カルダンたわみ板継手式・5.25(84:16)
■ブレーキ装置 HRDA−1回生ブレーキ併用電気指令式電磁直通
空気ブレーキ及び保安(直通予備)ブレーキ
■台車形式 ○電動車(M車)FS−369A、付随車(T車)FS−069A
□△(M車)SS−139 (T車)SS−039
■冷房装置・容量・設置数/1両 RPU−3045・12,500kcal/h・3台/両
■パンタグラフ・形式 ○△PT−4806−B−M・下枠交差式
□PT7105A・シングルアーム式
■運転台形式 T字型ワンハンドル
■定員(座席定員) 135(48)人
■自重(1次/2次3次) ○35.5/△□34.8(t)