■■■阪急電鉄8200系■■■
8200系画像一例 簡単な解説(概要)

■阪急電鉄8201F■
 1995年にラッシュ時の混雑緩和を図るために新しいタイプの通勤車両として建造されたのが8200系である。 この車両は関西で初めてラッシュ時の混雑緩和のために収納出来る座席や採用した。また乗降時間の短縮のために側入口(ドア)は従来より幅広(大型)のものが採用された。 車内ではフリーストップカーテン・スタンションポール(中央部)・つり革の車両横方向にも設置し増設・LED式案内情報装置や14インチ液晶ディスプレー・文字放送が受信可能なラジオ受信装置が採用されサービスの向上が図られた。 また車体は8000系と同様アルミ製であり従来の8000系と同じに感じるがその側面のデザインは異なる。それは扉と側窓の大型化に伴う窓配置の変更が一番にあげられる。従来、扉間は3枚窓であったが 2枚窓・車端部は2枚から1枚となり運転台後ろの小窓は阪急では珍しい戸袋窓となっている。前面については2次(8033F以降)の後退角(くの次)とつけたタイプ同じで 車番は右下窓部に電照式で設置されている(電照式は3次車に用いられている)。シングルアームパンタグラフもこの形式から採用された。 続いて側面の行き先表示もLED方式の幅の広いものが2つ並ぶ形式になり、従来の8000系のように[種別][行先]ではなく5000系のように[種別|行先]としてそれを日本語・英語表示として2つの表示器で示している。 最後に現在では8200系は朝のラッシュ時の運用かイベント時などでしか見られない珍しい存在でもある。
阪急電鉄8200系SPEC(代表例・8200・8201)
■製造年 1995年(平成7年)〜
■製造会社 アルナ工機
■車体構造 アルミ製
■最大寸法(長さ×幅×高さ) 19000×2750×4095(mm)
■主電動機(種類・定格出力×台数)/1両 (交流三相かご形誘導電動機・200Kw×3台)/両
■制御方式装置 VVVFインバータ・VVVFインバータ式個別分散制御
■駆動方式(種類・歯車比) 平行カルダン歯車継手式・6.13(98:16)
■ブレーキ装置 HRDA−1回生ブレーキ併用電気指令式電磁直通
空気ブレーキ及び保安(直通予備)ブレーキ
■台車形式 電動車(M車)SS−139A 付随車(T車)SS−039A
■冷房装置・容量・設置数/1両(更新車) RPU−3003BH・10,500kcal/h・4台/両
■パンタグラフ・形式 PT7105A・シングルアーム式
■運転台形式 T字型ワンハンドル
■定員(座席定員) 133(43)人
■自重 35.5(t)