■■■阪急電鉄8000系■■■
8000系画像一例 簡単な解説(概要)

■阪急電鉄8042F■
 神戸・宝塚線に1988年に阪急が創立80周年を迎えたのを機に「より完成された鉄道」を目指し最新技術・新しいデザインを採用し21世紀の通勤電車として登場したのが8000系である。 ここで8000系は全てアルミ車両で制御装置はVVVFインバーター制御である。またデザインを見ると、従来車と異なり前面の窓を屋根部まで拡大し、額縁スタイルであり6300系と同様登場時より屋根部にアイボリーラインが塗られたものとなっている。後期車では額縁を廃止して横から見ると「くの字」(後退角)に見えるデザインとなっており 全面の形状では現在3種類のタイプが見られる。客室は化粧版の色が少し濃くなり、ドアの開閉に鳴るチャイムも設置されまた、側面一部の窓は固定窓かパワーウィンドウとなりまたその窓ガラスには熱線吸収ガラスが採用されより快適になった。 8002F〜8007Fまでの6編成は神戸・宝塚側の2両がセミクロスシート車となり宝塚線では主に特急日生エクスプレスなどに用いられサービスの向上が図られている。 92年からはラッシュ時等に活躍する増結用の2両編成も登場した。この2両編成も1次・2次・3次のタイプがある。8030Fは1次の額縁型・8033Fから2次のくの字型・正面の車両番号が右窓下部内に電照式で設置されシングルアームパンタグラフを装備した8040Fも登場し室内ではフリーストップカーテン・LED案内装置・ラジオ受信装置の採用など装備が充実している。 またその後に屋上の無線アンテナの2本化やシングルアームパンタグラフに交換・クロスシートの肘掛の変更なども行われている(3次)。 最後に8000系は神戸・宝塚本線の増結編成も含めると朝のラッシュ時に大活躍している。また宝塚線では、能勢電鉄直通の特急日生エクスプレスでの運用があり様々な種別で乗車できる。
阪急電鉄8000系SPEC(代表例8007・8033・8040)
■製造年 1988年(昭和63年)〜
■製造会社 アルナ工機
■車体構造 アルミ製
■最大寸法(長さ×幅×高さ) 19000×2750×4095(mm)
■主電動機(種類・定格出力×台数)/1両
 [○1次2次 □3次]
○(交流三相かご形誘導電動機・170Kw×4台)/両 
□(交流三相かご形誘導電動機・200Kw×3台)/両
■制御方式装置 ○VVVFインバータ・VVVFインバータ式総括
□VVVFインバータ・VVVFインバータ式個別分散制御
■駆動方式・種類・歯車比 ○平行カルダン歯車継手式・5.31(85:16)
□平行カルダン歯車継手式・6.13(98:16)
■ブレーキ装置 HRDA−1回生ブレーキ併用電気指令式電磁直通
空気ブレーキ及び保安(直通予備)ブレーキ
■台車形式 ○電動車(M車)FS−369A、付随車(T車)FS−069A
□(M車)SS−139A、(T車)SS−039A
■冷房装置・容量・設置数/1両 RPU−3045・12,500kcal/h・3台/両
■パンタグラフ・形式 ○PT−4806−B−M・下枠交差式
□PT7105A・シングルアーム式
■運転台形式 T字型ワンハンドル
■定員(座席定員) 132(48)人
■自重 ○36.2/□35.5(t)