■■■阪急電鉄7300系■■■
7300系画像一例 簡単な解説(概要)

■阪急電鉄7304F■
 7300系は神宝線の7000系にあたり、京都線用回生ブレーキ付き界磁チョッパ車として登場した。この形式は7000系とほぼ同じあるが初期の2編成は鋼製で後、全て アルミ車両である。また車体寸法が最大の特徴である。それは神宝線(神戸高速鉄道・山陽電鉄の車両限界考慮)・京都線(堺筋線乗り入れ考慮)の車両寸法を考え、将来的に全線共通化するために新しい寸法が採用された。このためほぼ統一化された車両形式でもある。 また7310は京都線でのVVVF制御装置と交流電動機の長期実験車両となっており、これらのデータ収集をふまえてが8300系に受け継がれたのだろう。 車内では7307Fと7327Fは、8300系の建造期が同じため8300系仕様(化粧版色変更や車椅子スペース設置・パワーウインドウ化など)の装備となっている。 また7000系と同じく乗務員室と側引戸との間に小窓の設置が行われ、登場時のHマークから新しいマークへの変更、同時に塗色が変更され現在では上部に白いラインが入 る新塗そうに全て変更されている。 次に運用面とみると8連・7連・6連・朝ラッシュ時の増結用2連があり、多くの種別で活躍している。京都線、朝ラッシュ時に増結対応はこの増結で行われる。最近では3ドアの特急で運転されることもある。 また行楽時の嵐山線では6連のものが運用されることがある。
阪急電鉄7300系SPEC(代表例7300・7302)
■製造年 1982年(昭和57年)〜
■製造会社 アルナ工機
■車体構造 鋼製・アルミ製
■最大寸法(長さ×幅×高さ) 18900×2800×4095(mm)
■主電動機(種類・定格出力×台数)/1両 (直流複巻・150Kw×4台)/両
■制御方式装置 界磁チョッパ・電動カム軸回生ブレーキ付界磁チョッパ総括
■駆動方式(種類・歯車比) 平行カルダンたわみ板継手式・5.25(84:16)
■ブレーキ装置 HRD−1回生ブレーキ併用電気指令式
電磁直通空気ブレーキ及び保安(直通予備)ブレーキ
■台車形式 電動車(M車)FS−369A、付随車(T車)FS−069A
■冷房装置・容量・設置数/1両 RPU3003・10,500kcal/h・3台/両
■パンタグラフ・形式 PT4806−B−M・下枠交差式
■運転台形式 T字型ワンハンドル
■定員(座席定員) 140(50)人
■自重(鋼製/アルミ製) 37.7/34.2(t)