■■■阪急電鉄7000系■■■
7000系画像一例 簡単な解説(概要)

■阪急電鉄7027F■
 1979年から10年間にわたり神戸・宝塚線用として6000系の車体をベースに主電動機複巻電動機・制御装置を回生ブレーキつき界磁チョッパとして省エネ化し建造されたのが7000系である。現在阪急の車両の中で最多系列となっている。 また、長期の建造でさまざまな変更点がみられる。1つは6000系と同様に鋼製車両とアルミ製車両が建造されていることである。これで車体の軽量化となった。 また乗務員室と側引戸との間に小窓が付けられその上部にHマークもつけられていたが現在では新しいマークになり、同時に塗色が変更され現在では上部に白いラインが入る新塗そうに全て変更されている。 中には大規模なリニューアル工事(化粧版色・クーラー・ドア・床カラーの形式変更・LED表示装置設置など)また、スィープファンの取付け、冷風吹き出しグリルの連結化、妻引戸ガラスの大型化、座席肘掛の改良、などが行われている。その他に台車の長期実用試験として7012編成にはボルスタレス台車を採用したものもある。 リニューアル工事が行われた編成はまるで新車のようになっている。 運用は主に神戸線(8連)となっているが宝塚線(8連)でも活躍している。なかには6連での運用もありまた朝の時間帯には神宝線でのラッシュ時の増結編成(2連)としても運用され幅の広く活躍している。
阪急電鉄7000系SPEC(代表例7002・7011・7012)
■製造年 1979年(昭和54年)〜
■製造会社 アルナ工機
■車体構造 鋼製(一部アルミ製)
■最大寸法(長さ×幅×高さ) 19000×2750×4095(mm)
■主電動機(種類・定格出力×台数)/1両 (直流複巻・150Kw×4台)/両
■制御方式装置 界磁チョッパ・電動カム軸回生ブレーキ付界磁チョッパ総括
■駆動方式(種類・歯車比) 平行カルダン歯車継手式・5.31(85:16)
■ブレーキ装置 HRDA−1・HRD−1R回生ブレーキ併用電気指令式
電磁直通空気ブレーキ及び保安(直通予備)ブレーキ
■台車形式 電動車(M車)FS−369A、付随車(T車)FS−069A
(ボルスタレス車・SS102A)
■冷房装置・容量・設置数/1両(更新車) RPU3003・10,500kcal/h・3台/両
(RPU−4017・13,500kcal/h・3台/両)
■パンタグラフ・形式 PT4806−B−M・下枠交差式
■運転台形式 T字型ワンハンドル
■定員(座席定員) 140(50)人
■自重(鋼製/アルミ製) 38.8/35.8・35.1(t)