■■■阪急電鉄5300系■■■
5300系画像一例 簡単な解説(概要)

■阪急電鉄5300系臨時特急いいことエクスプレス■
 京都線用量産形冷房車として堺筋線乗り入れ可能な3300系の車体寸法で5100系の制御方式を採用し登場したのが5300系である。 3300系との外見上の差は下枠交差型パンタグラフ2基搭載や初期から冷房装置が付けられていて、そのキセの数も異なる。 またブレーキ装置では阪急初の電気指令式ブレーキが採用された。他に面白い点では5408や5409車両では試験的に運転台と客室を別々に 作り、後でボルトでの締結する。(容易に運転台部分の着脱できる)ユニット運転台採用というものもあった。 次に車両番号が以前の京都線では1から始まっていたが0からに変更し神宝線と同じになった。 現在では全車表示幕の設置が行われ中には正面の大型表示幕取り付けも行われている。(登場時は主に表示板で堺筋線用の手動幕があった) 冷房効率を上げるためのローリーファンの設置も随時行われた。 また、最近更新工事が行われた車両ではドア窓の拡張やクーラーの変更・識別灯のLED化などが行われ車内では化粧板色・床材の変更、座席肘掛や車内案内情報装置の設置などのバリアフリー設備の充実も行われ 総合的なサービスの向上が図られた。 運用面では堺筋線直通(堺筋急行)や普通・急行系で幅の広い活躍をしていて6300系の代わりに3ドア車の特急で運転されることもあるようである。
阪急電鉄5300系SPEC(代表例・5300・5302)
■製造年 1972年(昭和47年)〜
■製造会社 アルナ工機
■車体構造 鋼製
■最大寸法(長さ×幅×高さ) 18900×2850×4095(mm)
■主電動機(種類・定格出力×台数)/1両 (直流直巻・140Kw×4台)/両
■制御方式 抵抗・電動カム軸発電ブレーキ付総括
■駆動方式(種類・歯車比) 平行カルダンたわみ板継手式・5.25(84:16)
■ブレーキ装置 HRD−1D発電ブレーキ併用電磁直通空気ブレーキ及び
保安(直通予備)ブレーキ
■台車形式 M車FS−369A、T車FS−069A
■冷房装置・容量・設置数/1両(更新車) 1次・RPU2202・8000kcal/h・4台/両
2次・RPU3003・10,500kcal/h・3台/両
(RPU−3018・10,500kcal/h・4台/両)
(RPU−4017・13,500kcal/h・3台/両)
■パンタグラフ・形式 PT4806−B−M・下枠交差式
■運転台形式 2ハンドル
■定員(座席定員) 140(48)人
■自重 37.1(t)