■■■阪急電鉄5100系■■■
5100系画像一例 簡単な解説(概要)

■阪急電鉄5118F■
 5100系は試作冷房車の5200系にならって阪急初の量産冷房車として神宝・京都全線に使用する車両として建造された。またこの車両は当初6000系となる計画であったが 堺筋線の60系との番号の競合問題がおこったため5100系になりMc車、M’c車の形式分が偶数・奇数で区分される珍しいものとなった。 車体や性能の面は、5000系スタイルを引き継ぎ前面では登場時は標識板車であったが現在では全車表示幕改造工事が完了し昔の姿と異なる。車内ではローリーファン・車内案内情報装置・肘掛の設置など更新がなされている。また一部の車両では室内更新車(リニューアル車)として大規模更新も行われた。制御系ではIC多様の3重系無接点制御装置を本格採用し保守軽減が図られ、車両基準統一として床下(電気・空気)機器の配置が 神宝・京都線で異なっていたが京都線方式に統一もされた。パンタグラフは初めて下枠交差式が採用され1次車には1台、2次車は集電効果の向上を図り2台搭載されており、一部ではシングルアーム式に変更されている。 また宝塚線での阪急初の10連となったのもこの5100系であった。しかし現在では10連運用には入っていないが主に宝塚線で運用されており5132Fは箕面線の4連としても使用できるものとなっている。
阪急電鉄5100系SPEC(代表例・5100・5146)
■製造年 1971年(昭和46年)〜
■製造会社 アルナ工機
■車体構造 鋼製
■最大寸法(長さ×幅×高さ) 19000×2750×4095(mm)
■主電動機(種類・定格出力×台数)/1両 (直流直巻・140Kw×4台)/両
■制御方式 抵抗・電動カム軸発電ブレーキ付総括
■駆動方式(種類・歯車比) 平行カルダン歯車継手式・5.31(85:16)
■ブレーキ装置 HSC−D発電ブレーキ併用電磁直通空気ブレーキ及び
保安(直通予備)ブレーキ
■台車形式 M車FS−369A、T車FS−069A
■冷房装置・容量・設置数/1両(更新車) RPU−2202・8000kcal/h・4台/両
(RPU−3018・10,500kcal/h・4台/両)
■パンタグラフ・形式 PT4806−B−M・下枠交差式
PT7105A・シングルアーム式
■運転台形式 2ハンドル
■定員(座席定員) 140(48)人
■自重 37.9(t)