■■■阪急電鉄3300系■■■
3300系画像一例 簡単な解説(概要)

■阪急電鉄3368F■
昭和44年より始まる大阪市交通局堺筋線との相互直通運転用車両として登場した。車体は従来の標準車より幅が100mm広く長さでは100mm短い これは地下鉄車両と合わせた形であるがこれから京都線では以後京都線標準となった。他に前面部には堺筋線用に小型手動幕も設けられていた。(普段は表示板) 性能面では5000系とほぼ同じであるが地下線内での運転条件から主動機の出力を小さくとりM車比率を上げている。 乗り入れ当初は5両連結運転であったが、6連化した際に中間車6両を建造しまた一部の車両の電装解除なども行われた。 現在では全車冷房化・表示幕の設置改良工事やスィープファン設置が行われ現在の形になった。 また最近では5300系と同様、乗降ドア窓の拡大・クーラー・床材・化粧板色の変更などが行われた編成のリニューアル車3305・3329Fも登場しサービスの向上が図られた。 見た目では標識灯がLED化し白色になったため正面からでもその点で見分けが付く。 運用面では主に8両編成で、堺筋線乗り入れ列車やさまざまな種別で用いられている。また、ごくまれに6300系の代わりとして特急(3ドア)にも使用されている。
阪急電鉄3300系SPEC(代表例・3305・3315)
■製造年 1967年(昭和42年)〜
■製造会社 ナニワ工機
■車体構造 鋼製
■最大寸法(長さ×幅×高さ) 18900×2850×4120(mm)
■主電動機(種類・定格出力×台数)/1両 (直流直巻・130Kw×4台)/両
■制御方式 抵抗・電動カム軸発電ブレーキ付総括
■駆動方式(種類・歯車比) 中空軸平行カルダンたわみ板継手式・5.25(84:16)
■ブレーキ装置 HSC−D発電ブレーキ併用電磁直通空気ブレーキ及び
保安(直通予備)ブレーキ
■台車形式 M車FS−369 T車FS−069
■冷房装置・容量・設置数/1両 RPU3003・10,500kcal/h・3台/両
■パンタグラフ・形式 PG18H・菱形
■運転台形式 2ハンドル
■定員(座席定員) 140(48)人
■自重 35.8(t)