■■■阪急電鉄3000系■■■
3000系画像一例 簡単な解説(概要)

■阪急電鉄3070F■
 3000系は神宝線の架線電圧を容易に600Vから1500Vに昇圧出来る昇圧対応車として建造された。また制御方式では2両の電動車を一組とし600V 時は電気的に並列に昇圧後は一方を低圧車他方を高圧車として直列に接続する「おしどり方式」が採用され主電動機の出力も増強され昇圧化時にはそれが活躍した。 車体は2000系の形式を継承したが連結部は広幅貫通路のものから幅狭貫通路となりドアチェック付きの引戸を設置した。 冷房化改造工事は3100系と共に全車行われ、表示幕取り付けや中間車の改造・2000系などの編入が行われ、現在では一部が休車・廃車となったが神宝本線・今津(北)線で活躍している。 また宝塚線に所属している編成では試験的にスカートを設置しているが他のものより下部が角張ったもので様子が少し異なっている。 今津線(北)で運転されている編成では表示板を掲げた姿も見られる。また制御系では冷房化と同時に1C8M方式化も行われている。
阪急電鉄3000系SPEC(代表例・3000・3072)
■製造年 1964年(昭和39年)〜
■製造会社 ナニワ工機
■車体構造 鋼製
■最大寸法(長さ×幅×高さ) 19000×2750×4015(mm)
■主電動機(種類・定格出力×台数)/1両 (直流直巻・170Kw×4台)/両
■制御方式 抵抗・電動カム軸発電ブレーキ付総括
■駆動方式(種類・歯車比) 平行カルダン歯車継手式・5.31(85:16)
■ブレーキ装置 HSC−D発電ブレーキ併用電磁直通空気ブレーキ及び
保安(直通予備)ブレーキ
■台車形式 M車FS−345、T車FS−45
■冷房装置・容量・設置数/1両 RPU3003・10,500kcal/h・3台/両
■パンタグラフ・形式 PG18H・菱形式
■運転台形式 2ハンドル
■定員(座席定員) 150(54)人
■自重 38.0(t)