■■■阪急電鉄2300系■■■
2300系画像一例 簡単な解説(概要)

■阪急電鉄2301F■
阪急の高性能車は昭和35年から外形・性能共に改めたものとなり神戸線では2000系、京都線用では2300系として登場した。 登場時は最新の技術であった制御装置にトランジスタを多用して定速度運転が可能な回生ブレーキ車であった。 この機能を装備していることからオートカーまたは人工頭脳電車などと呼ばれていた。 また2000系と共に鉄道友の会より第一回ローレル賞を受賞した。 のちに昭和56年からは冷房化改造が行われ並行して制御装置も回生ブレーキ付き界磁チョッパ制御化が行われ、定速運転機能は失われた。 しかし第一編成の2301の車内にはローレル賞のプレートが輝いており以前の姿が垣間見られるかもしれない。 現在では全車冷房化・内装更新工事・この車両は京都線では車体幅が狭いためにホームとの隙間発生する。それが少なくなるように全車側入口部分ステップの取り付けも行い、 2313F以降の編成には表示幕の取り付けも行われた。 運用では表示幕未改造車の4連が京都嵐山線で活躍しており、またそのほかの表示幕取り付け編成は普通・急行など多くの場面で見かけられる。 最後に本線最後の表示板編成の2307Fは廃車となったが2307だけが正雀で休車となっている点も注目したい。
阪急電鉄2300系SPEC(代表例・2301)
■製造年 1960年(昭和35年)〜
■製造会社 ナニワ工機
■車体構造 鋼製
■最大寸法(長さ×幅×高さ) 19000×2808×4120(mm)
■主電動機(種類・定格出力×台数)/1両 (直流複巻・150Kw×4台)/両
■制御方式 界磁チョッパ・電動カム軸ブレーキ付界磁チョッパ総括
■駆動方式(種類・歯車比) 中空軸平行カルダンたわみ板継手式・5.25(84:16)
■ブレーキ装置 HSC−R回生ブレーキ併用電磁直通空気ブレーキ及び
保安(直通予備)ブレーキ
■台車形式 M車FS−333・FS−345、T車FS−33・FS−45
■冷房装置・容量・設置数/1両 RPU3003・10,500kcal/h・3台/両
■パンタグラフ・形式 PG18H・菱形式
■運転台形式 2ハンドル
■定員(座席定員) 150(54)人
■自重 38.1(t)