青春が過ぎ去ったことを自覚するのは難しい
私は年をとらない
いや私の意識に年齢はない
肉はおち、毛髪は薄れ
しみが増え、しわが増える
鏡に映る顔を見ても
街角でガラスに映る姿を見ても
時には年を意識することはあるけれど
意識そのものは年齢を意識しない
私の意識はずっと持続しているのに
どうして年月を捕らえることができよう
天空から落下して
いまどれほど落ちたかわからないのと同じだ
しかし、地面が近づいていることだけは
わかる気がする





2002年 7月 9日



 青春の意識

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あこがれ