視界は露出オーバーし、脳の後ろが震えている
胃が喉から引っ張られ、血が腸へと流れ込む
指は勝手に動き出し、耳鳴りに階梯が加わる
昨夜また夢のなかで、人類が滅びた
迫りくる恐慌、流浪する人肉
哲人が最後にみつけた真理
「連合」−たったそれだけか
およそ表現というものは終わったのだ
芸術は朽ち、言葉が真に物となる
かつて廃人は神を殺した、いまや超人も殺した
銭を払って食するのでなく、銭を払って食を作る
やくざより恐ろしいぞな
死に行くものは幸いなれ
されば死にながら生きろ
楽に死なしてはくれない
フランス革命は本当に革命だったのか。





2002年 4月15日



 Unseen Terror

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あこがれ