恋がとけていた あの頃は
もみじのオレンジが 水面に照るように
過ぎ去りしもの 彼方にもあらず
われ追いかける あの影法師
夢見ゆられて 
夢見ゆられて

砂漠の駱駝はきみの衣装
みどりの香りが 寂しく凍みいる
移ろいしもの 彼女の胸に
風はスカート舞い上げる あの下へ
何故言わない
何故言えない

さあ次はなにをしようか
こんな小さな 野蛮ないたずら
恐るべきもの ・・・!?
卑怯者なら 鐘鳴らせ
火が消えぬよう
火が萌ゆるよう

この想い届かなくとも






2000年 4月12日


 あこがれ

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