蒲団で凍った月は、
ため息と、僕の不眠とを、
降り注いで・・・・
凍った月は、
時には太陽に気を使いながらも、
必要に自分の軌道を周ることに固執し・・・
凍った月は、
僕を冷たくするので、暖めても、
すでに凍ってしまう・・・
そう月は、もともと凍っていたのだ
凍った月には、うさぎなど居るはずがない
凍った月、
まあ勝手に周るがいい、
ただ僕の時間は、ただただ無意味に、
死んでゆく。そして身体も・・・・
1998年11月13日
凍った月
あこがれ