第96回野宿登山宴会

「だぼー、ヤマなめとんか編」

 先月から貯めていた休暇をドバッと使い、年度末の仕事をスパーッと切れあげて、僕とGSは入念かつ周到な(汗)装備とともに、大月市で盛大に開催されるであろう組会に出発した。

 26日は小武川林道の発電所横の空き地で1泊、27日集合場所の登山口駐車場へ。

 すでにジムニー地下鉄氏の姿あり、組長の宴会用ダンロップテントを担ぎ上げるために、大量の水と酒を頂上付近に置いてきたとのこと。ムムムッ、さすがアスリート。
続いてパジェロミニ・ゴ三浦氏ウィズ・ハッピー、セレナ・朝氏到着。そして村の水道当番をいい加減に(?)片付けてきたジムニー・組長ウィズ・キン&一番近いはずのセロー・沢海氏到着。

さあさ!いざ出発

 ここで僕の吟味された装備を紹介しておこう。

野宿者たるもの、たとえバイクが不動になってもそのまま旅を続けられるようでなければまらぬと気合を入れてのパッキングである。えへん、えへん。

ザック
 昔懐かしいREI製バックパッカー御用達フレームが外にある背負子風バッグ。外にdaxツーリングポイント3(グランドシート同梱)、CDマット3/4(インナーシート同梱)、防寒フリースをくくり付け、中にはmont-bellダウンハガー#2、空気枕、替え下着、タオル2枚、レインウェア、ザックカバー、大ブス、EPIアルミこコッフェルセット、板、スプーン、箸等と調味料、2Lポリタン、LEDヘッドランプ、ローソクランタン、洗面用具、カメラフラッシュが収まる。計28kg ふうーっ

ショルダーバッグ
 mont-bell製、一眼デジカメとレンズ2本などが収まり4kg。
冷や汗たら〜り…

ソフトクーラーバッグ
 量販店安物、昨日の残りソーセージ2袋と貝割れ大根、スーパー大月で買った食材の数々(大ヒンシュクチューブ入りバター、一匙しか使わなかったビン入りxo醤、青梗菜2束、エンドー豆その他雑酒、ショーチュー、缶ウィスキー、食パン1斤) 計2.5s

合計ななんと……

「だぼー、ヤマなめとんか!!」とは皆さんのお言葉。

  
 さて、きんとハッピーのご挨拶も一段落したころ、よっこらしょと荷を担ぎ、登山道に進む。しっかりとフィッティングしてきたので、肩、腰ザックのバランスは完璧。しかし、寄る年並、上半身短期一発勝負的重労働の多い仕事柄、下半身と心肺機能の衰えは火を見るより明らか。

 組長、グレゴリー三浦氏、他人のバイク起しで腰痛の朝氏、もうすぐ地下鉄改めメトロ氏(?)の姿ははるか先、遅れ気味ソーミ氏の姿も見えず、待ってもらうこと3回。

 ジャージ姿にツーリングブーツ、アンビーバボーな装備、下山者の冷ややかな目を気にする余裕も無く、よたよた、霜柱が融けぬかるんだ斜面をずるずるとようやーーく頂上にたどり着いた。

(写真提供・:ゴ三浦氏)

 
さっそく、組長に「ビール、ビール」のご催促、シュポッ!!! 美味〜い。のどごし爽やかエンド豆、この上ない上天気、あーシアワセ!!!


 今宵の野宿地は頂上手前の登山道横に決定!組長宴会用6人用ダンロップでの宴は始まった。ソーミ氏燻製鮭とば、地下鉄氏鳥肉団子鍋、ゴ三浦氏チタンフライパン焦げ付き懐かしのマルシンハンバーグなどなど、5人は鱈腹食い、お上品に酩酊し、組長が胡坐で鼻が股間に着きそうになるぐらい折り曲がって熟睡し始めたころ、お開きとなった。

 ソーミ氏、朝氏、りょうふうは自前テントで、組長、ご三浦氏、地下鉄氏、お犬様達は宴会テントでご就寝……


 翌朝コッフエルが舐められたように綺麗になっていた。野宿に食器自動洗浄器は必需品!?
物足らない○○○○&きんにも密かにご馳走を振舞って(zannpannseri?)・・・・
 素晴らしい晴天、青い空を背景に白い富士が輝く。


 西の住人としては名残惜しいがテント撤収、出会う大量登山者に膝で笑って、背で泣いて、重い荷を駐車場まで担ぎ下ろし、皆で次期エッグ・ソーミ邸へ乱入した。
(左写真提供:朝氏)
 ここで折角だからと桜には早かったが、ポカポカ陽気の河原で第2次宴会に突入!


 最高ですねここは、新聞作りの後はここでお花見かな?!

さて宴たけなわだはありますが、家まで550km重い腰を上げ、ひたすら西へ。



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