2007年度 化学 I II


 テキストが変わりました.内容はほぼおなじで,少しやすくなりました.2007年度も,webを平行して運営しますので,自信のある人は,テキストを購入しなくても,単位取得は可能です.しかし,単位を取るだけでなく,今後さまざまな勉強を時や,仕事をする時に,理論化学の必要性がある人は,購入されることをお勧めします.安いからといって1 年しか使わないテキストよりも,高くても一生使えるテキストを選びました. 


化学 I (Chemistry I) 

選択科目,2単位,前期

 我々自身や我々の回りのもの全てが,化学物質であることを考慮すると,化学の関 わる分野は,非常に広い範囲におよぶ.化学の分野として扱うと,極めて膨大である.一方,今日では,化学は,量子化学と熱力学をもとに,理論的学問として成り 立っている.理論を修得すれば,先人が蓄積してくれているデーターをもとに,種々 の物質を扱うことが可能になる. 言い換えれば ,記憶は本にまかせて,知識を利用 する方法を身につけることが,応用を可能にする.授業では,物質の性質や化学反応に対する見方を,ミクロ的 見方とマクロ的見方に分けて扱う.
 化学1では,分子1個に注目し,ミクロ的な見方から物質を取り扱う. 量子化学の 初歩を扱う.

  1. 物質の分類 原子の構造と元素について
  2. エネルギー
  3. 簡単な微分方程式
  4. 水素原子と波動方程式
  5. 多電子原子
  6. 光による分析 (原子スペクトルとx線回折法)
  7. 結合性軌道と反結合性軌道 
  8. 軌道のの形と分子の立体構造
  9. 有機化合物の構造1
  10. 有機化合物の構造2
  11. 有機化合物の構造解析  (紫外可視分光光度法 赤外吸収法 質量分析法)
  12. 有機化合物の性質
  13. 無機化合物の構造と性質
  14. 高分子の構造と性質
  15. 環境化学と微量分析

 

教科書   Raymond Chang著 岩澤康裕ら訳, 生命科学のための物理化学,東京化学同人

関連科目  化学実験 (講義は理論を、実験は化学の実際を学習する)

試験等   期末

成績評価  試験

 

 

化学 II (Chemistry II)  

選択科目,2単位,後期  

  我々自身や我々の回りのもの全てが,化学物質であることを考慮すると,化学の関 わる分野は,非常に広い範囲におよぶ.化学の分野として扱うと,極めて膨大である.一方,今日では,化学は,量子化学と熱力学をもとに,理論的学問として成り 立っている.理論を修得すれば,先人が蓄積してくれているデーターをもとに,様々な現象を扱うことが可能になる. 言い換えれば ,記憶は本にまかせて,知識を利用 する方法を身につけることが,応用を可能にする.授業では,物質の性質や化学反応に対する見方を,ミクロ的 見方とマクロ的見方に分けて扱う.
 化学IIでは,分子の集団に注目し,マクロ的な見方で取り扱う. 熱力学の初歩を扱 う.

  1. 液体と気体の平衡
  2. 物質の分離と分析(各種クロマトグラフィー)
  3. 束一的性質
  4. 熱と熱容量
  5. エンタルピー
  6. エントロピー
  7. 自由エネルギー
  8. 化学反応の方向
  9. 化学平衡と平衡定数
  10. 溶液中のイオン
  11.  酸化と還元
  12. 電気化学
  13.  化学センサー (pHメーターとイオンセンサー)
  14. 化学反応の速度
  15. 化学的エネルギー変換(燃料電池)

 

教科書    化学 1 と同じ 

関連科目  化学実験 (講義は理論を、実験は化学の実際を学習する)

試験等   期末

成績評価  試験


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Last updated, April.15, 2007.