シラバス
授業内容
歴史的には化学は経験的学問であったが、今日では理論的学問として成り立っている。物質の性質や化学反応に対するミクロ的見方とマクロ的見方の両方の見方を修得すれば、個々の問題を本質から扱うことができる。 化学は物質の性質や変化を扱う学問である。我々自身や我々の回りのもの全てが化学物質であることを考慮すると、化学の関わる分野は非常に広い範囲におよぶ。分野別に化学を分類すると非常に多岐にわたる。そのゆえ、限られた時間で個々の問題を扱うのは不適当と言える。 化学1では、ミクロ的な見方から物質を取り扱う。
およそ勉強は、知識と思考に分類することができる。言い換えれば、記憶すればよいことと理解が要求されることである。そこで、記憶は本にまかせて、理解する事、すなわち知識を利用する方法に重点を置き、(ここでは熱力学に重点を置き、) 講義を進める。 化学2では、物質の状態や変化の本質をマクロ的な見方で取り扱う。
教科書 P.W.Atkins, M.J.Clogstone著 千原秀昭、稲葉 章(訳)、 物理化学の基礎、東京化学同人
関連科目 化学実験 (講義は理論を、実験は化学の実際を学習する)
試験等 期末に 1 回
成績評価 試験
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