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Led Zeppelin "Houses of the Holy" 1973
The Song Remains the Same / The Rain Song / Over the hills and far away
/ The Crunge / Dancing days / D'yer Mak'er / No Quater / Ocean
数あるハードロックバンドの中でも、このバンドは異色。Deep Purple のようにメンバー交代もなく、ちょっと中近東風のサウンドに、重く広がるドラムの音。このアルバムは巷の
Zeppelin ファンには不評だったようだが、私はこれが一番好きでしょっちゅう聴いてた(もう1つのお気に入りは後期の
Presence)。 ブルースバンドであったことを忘れてしまうようなちょっとアバンギャルドで幻想的なアルバムです。ジャケットも素敵。 数年前、おっちゃんになった
Robert Plant と Jimmy Page 見に行きました。
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King Crimson "Red" 1974
Red / Fallen Angel / One More Red Nightmare / Providence / Starless
第1作目の「In the Court of the Crimson King」はそのジャケットを含めあまりにも有名(参考までに右側参照)。
でも私は Robert Fripp/John Wetton/Bill Bruford の第2期が一番お気に入り。Robert
Fripp の流れるようなギターと John Wetton のシルクのように滑らかでちょっとハスキーな声が美しいアルバム。 |
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Queen "Queen II" 1974
Procession / Father to Son / White Queen / Some day one day / The loser
in the end / Orge Battle / The fairy feller's master-stroke / Never more
/ The march of the Black Queen / Funny how love is / Seven seas of rhye
Black と White をテーマにした中世ヨーロッパ風雰囲気(何かしらチェスを彷彿とさせる・・・)Queenは
1st から 3rd までを聴き倒した。その中でもこの 2nd は一番のお気に入り。収録されてる曲の1曲1曲がきらびやかで、スピーディーに劇的に展開していきます。
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Pink Floyd "Wish You Were Here" 1975
Shine on You Crazy Diamond (Part 1) / Welcome to the Machine / Have a Cigar
/ Wish You Were Here / Shine on You Crazy Diamond (Part 2)
超有名な「Dark Side of the Moon」(右参照)もよかったけど、このアルバムは耳が潰れそうになるまで聴いた。今でも題名を聞いただけで曲が頭の中で鳴るぐらい。グループの中心的メンバーで、精神的変調をきたして脱退したSyd
Barret に捧げた名アルバム。とても美しくそして悲しいアルバムです。 |
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Kraftwerk "Radioactivity" 1976
Geiger Counter / Radio Activity / Railroad / Airwaves / Intermission /
News / the Voice of Energy / Antena / Radio Stars / Uranium / Transistor
/ Ohm sweet Ohm
単調なリズム、ごく単純な歌詞、ドイツ語なまりの英語・・・。これらすべてがモダンな雰囲気をかもし出してる。ラジオのニュース放送やいろんな雑音を組み入れた現代音楽風作品。80年代に入ってアメリカの
Dance シーンで Kraftwerk が取り上げられ、これが Hip Hop につながって行ったのはとても興味深い現象です。
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David Bowie "Low" 1977
Speed of Life / Breaking Glass / What in the world / Sound and Vision /
Always crashing in the same car / Be my wife / A new career in a new town
/ Warszawa / Art Decade / Weeping Wall / Subterraneans
キンキラの Glam Rock 時代、その後の Plastic Soul のアメリカ時代を経て、ここに来てまたヨーロッパ帰りとなった。鬼才Brian
Eno と組んだアルバム。タイトルどうり、とにかく暗い。でも、David Bowie はやっぱりファンキーよりこの方が合ってる。暗い青春時代まっただ中の私にはまさにぴったりの
Record でした。 |
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Sex Pistols "Never Mind the Blocks" 1977
Holidays in the Sun / Bodies / No Feelings / Liar / Problems / God Save
the Queen / Seventeen / Anarchy in the UK / Submission / Pretty Vacant
/ New York / E.M.I.
70年代も末になると従来の Rockも大規模化したり複雑化したりして行き詰まっていった。こういう時には「また原点に返ろう」という動きが生じるものである。Punk
Rockもその1つといえる。イギリスでは当時の行き詰まった社会状況も追い打ちをかけていた。「斜陽国」と言われ、福祉国家政策が機能しなくなり、全く活気を失っていたのが当時のイギリスだった。Punk
バンドの連中も失業保険を貰いながらバンド活動していたと聞いてる。このような停滞した状態は誰かが打破しなければならなかったのだと思う。そこに颯爽と登場したのが
Margaret Thatcher だった。当然のことながら彼女の過激な政策は Punk バンドの攻撃標的となった。
Sex Pistols は、たまたま出演できなかった誰かの代わりにTVに出さされ、「放送禁止用語」を連発して大ひんしゅくをかい、苦情電話が殺到したらしい。Anarchy
in the UKは「不敬」な内容のため発禁となった。当時 Johnny Rotten は19才ぐらい。ヒステリックでファナティックなヴォーカルは当時のイギリスの若者の苛立ちをよく表していました。 |
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Television "Marqueemoon" 1977
See No Evil / Vinus / Friction / Marqueemoon / Elevation / Guiding Light
/ Prove it / Torn Curtain
過激で政治色の濃い London の Punk とはまた違って、New York の Punkはもっと暗く、アーティスティックでした。このアルバムは今でも時々聴いてる。Tom
Verlaine (vo) (フランスの詩人ヴェルレーヌからとった名前だそうです)の泣きそうな声と金属的なギターの音がとてもとても哀愁を誘います。(最後のTorn
Curtain なんかはギターがほんまに泣いてる)
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Richard Hell & the Voidois "Blank Generation" 1976
Love Comes in Spurts / Liars Beware / New Pleasure /Betrayal Takes Two
/ Down at the Rock'n Roll Club / Who says? / Blank Generation / Walking
on the Water / Plan / Another World / I'm your Man / All the Way
Richard Hell は元は Tom Verlain といっしょに Television をやってた。この2人、声も似てるし、歌い方も似てる。でもRichard
Hell の方が肉感的でセクシー!このアルバム、ええ加減に作ったんか、最後の方は咳き込んだりしてた。でもいい曲も結構入ってる。Blank
Generation は今でも聴いてます。いい曲です。
CDのジャケットは違うのになってるみたいです(右参照)。この写真もなかなかいい! |
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Ultravox "Ultravox" 1977
Saturday Night in the City of the Dead / Life at Rainbow's end / Slip Away
/ I wan to be a Machine / Wide Boys / Dangerous Rhythm / The Lonely Hunter
/ The Wild, the Beautiful & the Damned / My sex
京都にいた頃、友人がとあるバー(そいつはジャズが聴けるとことかゆうてた)に連れて行ってくれた。私が
Rockファンであることを知ってその店のマスターが、「今はこれがお奨めや」と言ってこのレコードをかけてくれた。いや〜感激した。John
Fox のちょっとハスキーな悲しげな声といい、切れのいいギターといい・・・それ以降の
Ultra Vox(John Fox 在籍時)も全部持ってる。 |
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Pop Group "y" 1979
She Is Beyond Good And Evil / Thief Of Fire / Snowgirl / Blood Money /
We are Time / Savage Sea / Words Disobey Me / Don't Call me Pain / The
Boys from Brazil / Don't Sell your Dreams
この怖いジャケット。何か映画「地獄の黙示録」を思い出す。魔可不思議なバンド。サイケデリックでアバンギャルドでアグレッシブなサウンド。2作目(How
much longer do we tolerate mass murder? という長いタイトル)とシングル
She is Beyond the Evilも持ってる。当時はかなり聴き込んだ。当時バンドメンバーはまだ10代だったらしいけど・・・びっくりするぐらいかっこいい。
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Bauhaus "Mask" 1981
Hair of the Dog / Passion of Lovers / Of Lilies and Remains / Dancing
/ Hollow Hills /Kick in the Eye / In Fear of Fear / Muscle in Plastic /
Man with the X-ray eyes / Mask
Bauhausのデビューアルバム In the flat field(これはジャケットが素敵)に続く
2nd アルバム。1作目の方が暗くて重かったけど、ここでは敢えて2nd を挙げてます。これもサイケデリックで暗くてかっこいい。メンバー4人の風貌もサウンドにとてもマッチしてる。ユニセックスでインテリ風でゴージャス。特に
Vocal の Peter Murphyは当時息をのむほど美しかった。(右参照) |
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Joy Division "Closer" 1980
Atrocity Exhibition /Isolation /Passover / Colony /A Means to an End /
Heart & Soul / 24 hours / The Eternal / Decades
Bauhaus 同様、Dark Gothic とかゆわれてた。確かに暗い。しかも単調(そこがいい)。1作目(Unknown
Pleasure)よりこっちの方が澄んでてきれい。Vocal の Ian Curtis が自殺してからしばらくして、名前を
New Order に変えて Dancable になった。Blue Monday という曲はディスコでもよく鳴ってました。
アルバムもさることながら、12インチシングルの She's lost Control/Atmosphere(右参照)はとてもきれい。ジャケットの景色にぴったりマッチ。Joy
Division といえばこのシングルを思い出します。
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Japan "Gentlemen Take Polaroids" 1980
Gentlemen Take Polaroids / Swing / Burning Bridges / Experience of Swimming
/ My New Career / Methods of Dance / Ain't that Peculiar / Nightporter
/ Width of a Room / Taking Islands in Africa
デビュー作から 5作目(Tim Drum)まで持ってる。3枚目(Quiet Life)から作風が劇的に変わって
Sophisticated になりました。もちろんこっちの方がいい。Methods of Dance
と Nightporter が大好き。今でも時々聴く。 |
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The Cure "Seventeen Seconds" 1980
Reflection / Play for today /Secrets /In your house /Three / The Final
Sound / Forest / M / At Night / Seventeen Seconds
人によっては好き嫌いはあるかも知れない。単調で暗くて悲しくてちょっと瞑想的なアルバム。私はとても気に入ってた。最後の曲
Seventeen Secondsが一番のお気に入り。これ以外にも Cure のアルバムは3〜4枚持ってるけど、私はこれが最高作だと思う。今でも活躍してるみたいやけど、今の
Cure はちょっと趣味に合わない。
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Magazine "Secondhand Daylight" 1979
Feed the Enemy / Rhythm of Cruelty / Cut-Out Shapes / Talk to the Body
/ I Wanted Your Heart / Thin Air / Back to Nature / Believe that I Understand
/ Permafrost
元 Buzz Cocks の Howard Devote 率いるバンド。1作目(Real Life) に比べてもひとつという声もあるが(確かに1作目は傑作)、私はこの2作目が結構気に入ってる。暗くて寒い感じは前作と同じ(Howard
Devote の外見も暗い)。それよりさらに暗くて冷たい。前作の「どろどろ」した感じがなくなった。Punkっぽさが全く感じられないとこがいい。
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Gang of Four "Sold Gold" 1981
Paralysed / What we all want / If I could keep it for myself / Outside
the train don't run on time / Why theory?
Cheeseburger / Republic / In the Ditch / A hole in the wallet /He'd send
in the army
Gang of Four の 2nd アルバム。評価自体は 1st の Entertainment の方がいいようですが、私はやっぱりこのアルバムが一番と思う。何とと言っても硬質で乾いたあのギターサウンドは最高!! 誰もがかっこいいと思うはず。私もギターが弾けたらこんなギタリストになりたいと思った。
特に最高の曲は1曲目の Paralysed これ今だに聴いて、そのかっこよさに脳天直撃されてます。
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Franky goes to Hollywood "Welcome to the Pleasuredome" (2枚組)
1984
Record-1 Well... / The World is my Oyster / Snatch of Fury / Welcome
to the Pleasuredome / Relax / War / Two Tribes
Record-2 Fury / Born to Run / San Jose / Balld of 32 / Krisco Kisses /
Black Night White Light / The Only St ar in Heavn / The Power of love /
Bang...
2枚組のうち最初のレコードの方が断然いい。こっちの方が Funky ですごくかっこいい。私もほとんど1枚目ばっかり聴いてた。デビュー曲の
Relax は当時ディスコでもしょっちゅうかかってた。これはSMをテーマにした曲でイギリスでは問題になったとか・・・このアルバムを聴いてると実際に「PleasuerDome」に招待されているかのような気になりる(何かワクワク楽しくなってくる)。私の1番のお気に入りは1枚目最後の曲
Two Tribes。当時まだ東西対立があったので Two Tribesとはそのことを表してる。このバンドが来日したとき、Vocal
の Holly Johnson が「もしもし」を連発していたのを覚えてる。これ、hello と言ってるつもりやったみたい・・・(笑える。顔もお笑い系やし)
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映画 "Breakin'" の Sound Track 1984
Breakin'...There's no stopping us / Freakshow on the Dance Floor / Body
Work / 99 1/2 / Showdown / Heart of the Beat / Street People / Cut it /
Ain't Nobody / Reckless
1980年代半ばに一世風靡した 「Break Dance」 の映画。映画自体も何回も見た。話の内容は単純なサクセス・ストーリーだけど
Dance は最高です。数年前、もう一度見たくなってレンタルビデオ屋を探したけど、「Foot
loose」と「Flash Dance」はあるのにこのビデオだけは何故だか置いてませんでした。映画では
Kraftwerk の 「Tour de France」 が鳴ってましたが(このシーンが一番有名)、残念ながらこの曲はこのアルバムには収録されていません。Kraftwerk
がシングルで出してる。(右参照) |
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Madonna ”Burning Up" 1982
Lucky Star / Borderline / Burning Up / I know it / Holiday / Think of Me
/ Physical Attraction / Everybody
今はだいぶ整形したみたいですが、デビュー当時の Madonna (当時24〜5才)はすごい可愛かった。当時はMTVが出始めた頃で、音だけ聞いてたら
Madonna の声は ”She sounded so Black.." だったそうですが、私は初めから容姿を知ってたためか、そのようには感じなかった。
「Lucky Star」 と 「Holiday」がお気に入りです。 |
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Art of Noise "Who's Afraid Of...(the Art of Noise?)" 1984
Time for Fear (Who's afraid?) / Beat Box / Snap Shot / Close / Who's Afraid
(of Art of Noise) / Moments in Love / Momento / How to Kill / Realization
不思議なバンドでした。Hip Hop 調の曲(Beat Box)あり、エレクトリック調あり、そしてこの上なく美しい
Moments in Love....あり・・・全曲vocal なし Instrumentalのみ。Beat Box
と Moments in Loveはディスコでしょっちゅう鳴ってました。
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