現在のシミュレーター・セッションにおける離陸上昇時のプロファイルを見る事が出来る。プロッターを表示する事が出来るのは、高度12000FT若しくは32マイルに達する迄。フラップ10°、5°、1°、アップにした地点には印が付けられている。『Blank』キーをプッシュする事でプロッターを全て消去する事が出来る。『Blank』キーをプッシュしないでおくと、PS1.3を終了しない限り次の離陸の航跡も上書きされていく。
【FMC acceleration height】CDU TAKEOFF REFページLSK1Lに表示されるACCEL
HTがここにも表示。
【FMC thrust reduction at】CDUのTAKEOFF REFページLSK3Lに表示されるTHR
REDUCTION HTがここにも表示。
Approach Profile
着陸進入時のプロファイルを見る事が出来る。プロッターは空港の標高+3000FTの所から記録を開始し、着陸するまで続く。赤く表示されているのが上から吹き降ろすウインドシアーで、黄色く表示されているのが下から吹き上げるウインドシアーである。シアン色の点線で表示されているのがILSのグライドスロープ。
【Touch down sinkrate】接地時の降下率を表示する。値がゼロに近いほどうまい着陸という事になる。接地時の降下率が-300FPM(Feet/Minutes)を超すと、一般で言う所のハードランディングとなる。
【IAS at touch down】接地時の指示対気速度。
*入力の際は各項目のボタンをマウスでクリックしてボックス内をアクティブにする。入力したデータを確定するにはキーボードの『Enter』キーをプッシュする。
全世界のナブエイド(航空無線保安施設VORやNDBなど)、ウェイポイント、データベース・エアポートを表示すると共に、過去20時間(シミュレーター起動時間)以内に飛行した航跡を表示する(その地域のMAPを表示させている時)。PS1.3を終了した際も、航跡データは747TRK.PLT.ファイルに保存される仕組みになっている。
国際線のカンパニー・ルートを作成する時にこの地図を使い、一つ一つウェイポイントを確認していきながらルートを作っていく、というのも有効な使い道である。
【MAP CENTER】地図の中心となる地点を入力する。CDUのLEGSページへのwpt入力方法と同様、空港、ウェイポイント(自作ウェイポイント含む)、ナブエイド、エアポートのICAOコードにより入力を行なう。
【MAP WIDTH】地図の表示範囲を指定する。入力可能な範囲は20〜9999マイル。
【Reset track plotter】747TRK.PLT.ファイルに保存されている航跡データをリセットする。地図上に表示されている航跡も同様にリセットされる。
【Navaids】チェックボックスにチェックマークを入れる事により、MAP内にVOR,VORTAC,NDBなどのナブエイドと周波数を表示する。
【Waypoints】チェックボックスにチェックマークを入れる事により、MAP内にウェイポイントを表示する。
過去3分間の各種飛行データ記録を見る事が出来る。実機のフライトレコーダー(DFDR)のようなもの。
データ・タイトル | 説明 | データ・タイトル | 説明 |
GMT | グリニッジ標準時(但しPS1.3 シミュレータ上の時刻) |
4 EGT | 第4エンジンの排気温度 |
IAS | 指示対気速度 | HYD 1 PRESS | システム1油圧系統の油圧 |
PITCH | 機首角度 | HYD 2 PRESS | システム2油圧系統の油圧 |
BANK | 横傾き角度 | HYD 3PRESS | システム3油圧系統の油圧 |
PRESS ALT | 気圧高度 | HYD 4PRESS | システム4油圧系統の油圧 |
FPM | 毎分の昇降速度(フィート/分)) | BLD L OK | 左側抽気システムが正常であるか |
HEAD | 機首方位 | BLD R OK | 右側抽気システムが正常であるか |
1 N1 | 第1エンジンの低圧コンプレッサー回転率 | FIRE | 火災の有無 |
2 N1 | 第2エンジンの低圧コンプレッサー回転率 | RA OK | 電波高度計が正常であるか |
3 N1 | 第3エンジンの低圧コンプレッサー回転率 | ALT ALERT | 高度警報 |
4 N1 | 第4エンジンの低圧コンプレッサー回転率 | GPWS ALERT | 対地接近警報 |
1 EGT | 第1エンジンの排気温度 | F/D ON | フライト・ディレクターをオンにしているか |
2 EGT | 第2エンジンの排気温度 | A/P ON | 自動操縦をオンにしているか |
3 EGT | 第3エンジンの排気温度 |
データベース内に収録されている空港の各種情報を見る事が出来る。
@【Airport Name】情報を見たい空港の名前を入力する。ICAOコードがわかっている場合はAにより打ち込んだ方が手間がかからない。
A【Airport ICAO Code】情報を見たい空港の4レターを入力する。
B【ATIS】(Automatic Terminal Information Service:飛行場情報放送業務)が備わっている場合、その周波数が表示される。
【Radar】レーダー管制が備わっている場合、その周波数が表示される。
【Tower】管制塔の周波数が表示される。
【Ground】地上管制が備わっている場合、その周波数が表示される。
C【ARP】(Airport Reference Point)空港標点の緯度/経度が表示される。
D【Elevation】空港の標高が表示される。
E【Variation】地磁気偏差が表示される。
F【Rwy】当該空港の滑走路のナンバーが表示される。
G【Rwy Length】当該滑走路の長さがフィート/メートル単位で表示される。
H【Rwy Hdg】当該滑走路の磁方位が表示される。
I【ILS】当該滑走路にILSが備わっている場合、その周波数が表示される。
J【ILS Id】当該滑走路にILSが備わっている場合、ILSのID(名称)が表示される。
K【ILS Path】グライドスロープ電波の照射角度(グライドパス)が表示される。
L【ILSDME】グライドスロープ照射施設にDME局が併設されている場合、●印が表示される。
M【OM】アウターマーカーが設置されている場合、●印が表示される。
N【MM】ミドルマーカーが設置されている場合、●印が表示される。
O【ALS】進入灯が設置されている場合、●印が表示される。