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−『NAV RAD』キーをプッシュする
LEFT&RIGHT VOR LINE(LSK 1L&1R)
LSK1LのラインにVOR Lのデータが、1RにVOR Rのデータが表示される。データの内容は周波数、VORステーション名、チューニング状態で、『A』(オートチューニング)はFMCがIRS(慣性航法装置)のポジション・アップデーティング(正確な機体位置割り出しの為、VORなどのステーションを用いて現在位置を修正していく機能)の為に勝手に最寄りのVORステーションを選択するもので、『M』(マニュアル・チューニング)はパイロットがCDUのキーボードにより周波数を入力するもの、『P』はプロシジャー・チューニング、『R』はルート・チューニングを表す。マニュアルで入力した内容を削除(『DEL』キーをプッシュした後、該当するLSK 1L or 1Rをプッシュ)すると、オートチューニングに戻る。ステーション名はND画面にも表示される。
LEFT&RIGHT VOR COURSE/RADIAL(LSK 2L&2R)
LSK2LのラインにVOR Lの、LSL2RにVOR RのCDIコースとVORジアルが表示される。受信したVORのラジアルとCDIコースは、VOR Lが左席のND画面に、VOR Rが右席のND画面に表示される。オートチューニング・モードの時にはCRSディスプレーはブランクとなりパイロットによる入力は受け付けない。
LEFT&RIGHT ADF LINE(LSK 3L&3R)
LSK3LのラインにADF Lが、3RにADF Rの周波数が表示される。NDBの周波数はパイロットによる入力のみで、FMCはオートチューニングを行なわない。
ILS−MLS LINE(LSK 4L)
LSK4L にチューニング状態、ILS周波数及びフロント・コース(ILS方位)若しくはMLS(マイクロ波を用いた着陸装置:まだ国内では実用化されていない)のチャンネルと方位を表示する。チューニングの状態は、オートチューニングとマニュアル・チューニングの2種類ある。
CDUのDEP/ARRページでILS or MLSアプローチを選択すると、オートチューニング・モードの時は『PARK』が表示され、セレクトされたILS周波数、フロント・コースが小文字で表示される。そしてステーションがオート・チューン若しくはマニュアル・チューンされると『PARK』の表示が消え、周波数、フロント・コース、チューニング・ステータスが大文字に変わる。オート・チューンよりもマニュアル・チューンの方が優先されるが、マニュアル入力したものを削除(『DEL』キーをプッシュした後LSK4Lをプッシュ)すると、オート・チューニング・モードに戻る。
*もときちのアドバイス*マニュアル・チューニングにした時は、ゴーアラウンドした後 注意。同じランウェイに再度 アプローチする場合はいいが、反対側のランウェイや他のランウェイにアプローチし直す 場合は、オートチューンにするかマニュアルでそのランウェイのILS周波数をエントリー しなければいけない。さもないと正規のローカライザーに乗れなくなってしまう。特に反対 側からアプローチし直す場合は、ゴーアラウンドする前のランウェイのローカライザー電波を 拾ってしまい(ローカライザー電波はその性質上、反対側:バックコース側にも発射されます) 更には擬似グライドスロープ電波を捕捉してしまう可能性もある。 |
PRESELECT LINE(LSK 6L&6R)
VOR,NDB,ILS,MLSの周波数やコースをプリセレクトする事ができる。プリセレクトしたデータをアクティブにするには、LSK6Lか6Rをプッシュしてプリセレクトしたデータを一旦スクラッチパッドに落とし(ダウンセレクトと言う)、該当のLSKをプッシュする事によってデータを該当のラインへ移動(トランスファーと言う)する。