ブドウ


学名  Vitis vinifera Linn.
分類  ブドウ科ブドウ属
     落葉つる性
原産地
環境

挿し木
植付け
西アジア・ヨーロッパ西部地方
排水性・通気性がよく、土層の深いところを好む。砂質土壌を好む。
3月中〜4月に行う。
晩秋落葉後、年内に植え付ける。
ギリシャ・エジプト地方では、3000〜4000年前に栽培されていた。西アジア・ヨーロッパ西部地方の物がアフリカ、地中海沿岸、アメリカに渡った。
現在栽培されているブドウは、ヨーロッパブドウと、アメリカブドウを改良して作られた。
ヨーロッパブドウの原産地はコーカサス、黒海沿岸地方で、ここで改良された物を西部系、中央アジアで改良された物を東部系、中国で改良された物を東亜系という。
日本では約800年前から、甲州地方でヨーロッパブドウが栽培されてきたが、明治初期に欧米から多くの品種が入り、現在のように、栽培が盛んになった。


コウシュウ〈甲州〉
東亜系。
雨が少なく、水はけがよい砂質土壌を好み、日本では甲州盆地だけが、この条件を満たす。果皮が厚く、日持ちはいいが、風味がやや劣る。

キョホウ〈巨峰〉
日本で作られた欧米雑種。房も粒も大きく、甘味が強く、香気がある。日持ちもいい。

デラウエア
欧米雑種。早生の赤ブドウで粒は小さいが、甘味が強い。ジベレリン処理をすると、種子なしになる。
ピオーネ
欧米雑種。粒は中型で、黒紫色。

マスカット・ベリーA
欧米雑種。房も粒も大きな、黒ブドウ。適度な酸味がある。

マスカット・オブ・アレキサンドリア
エジプト原産の古い品種。
粒は黄緑色で大きく、独特の香気がある最高級ブドウ。温室で栽培される。