学名 Diospyros kaki var.sylvestris
分類 カキノキ科カキノキ属
落葉高木 |
別名
分布
花
開花
葉
果実
種子
樹皮
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ヤマガキ
日本、中国
葉腋に黄緑色の花をつける。
雌雄同株
雄花→やや細長く、長さは約8mmで、2〜3個づつつく。
雌花→長さ1〜1.6cmで単性。子房は有毛。
花冠は壺形で4裂し、裂片は反り返る。
6月頃
互生。長さ7〜15cmの広楕円形から卵状楕円形で、縁は全縁。先端は急にとがり、表面は主脈に毛があり、裏面には褐色の毛が密生する。
扁球形
長楕円形扁平
灰褐色で、縦に裂ける。若枝には褐色の毛が密生。
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熱帯地方に多く自生し、200種程度ある。
ヤマガキは、本州以西の山地に自生し、高さ5〜15mになり、柿の品種を作る台木にする。品種改良された甘柿は、日本で淘汰されてできた物で、東北南部以西で栽培されている。
柿に渋には、タンニンが多く含まれているため、いろいろな方法で渋をとり利用している。
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フユウ〈富有〉
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甘柿の代表的な品種。
岐阜県原産。
果実は、橙黄色の扁球形で、浅い縦の溝が4個ある。平均220gで、果肉は緻密でゴマは少ない。完全に甘柿で、渋は早くとれ、甘味が多い。種子は2〜3個。
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ジロウ〈次郎〉
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フユウについで、よく栽培されている。
静岡県原産。
果実は、朱紅色で扁球形。長い縦の溝が4個と頂部に短い8個の溝がある。果肉は、黄紅色でやや硬いが、完全に甘柿で渋は早くとれ、甘味が多い。種子は0〜2個。
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エドイチ〈江戸一〉
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関東地方で、よく栽培されている。
別名、アマヒャクメ(甘百目)。
果実は、橙黄色の卵球形で、250〜350g。頂部に黒褐色の渦状斑紋がはいる。果肉は、ゴマが多く甘いが、渋が残りやすい不完全甘柿。
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