
木綿や麻などの植物性繊維は、セルロースでできているため、羊毛や絹のようにタンパク質でできている動物性繊維に比べ、染まりが悪いです。そのため、助剤処理が必要になります。
植物性繊維に、人工的にタンパク質加工するのが助剤で、助剤には、豆汁(ごじる)が適しています。 |
《豆汁の作り方》
@白大豆をカップ1とり、そこへ、カップの上まで水を注ぎこみ、一晩
つ けておく。
Aふやけた白大豆を、水ごとミキサーにかけて、どろどろになるまで
潰す。
B布で漉す。
※助剤として使うときは、水で10倍に薄める。
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《下処理の方法》
@綿布をお湯で炊き、糊をよく落としておく。
A水で10倍に薄めた豆汁の中に綿布をつけて、中の空気を抜く。
B染むらをなくすために、布を動かしながら、30分間つける。
C綿布を絞って、しわをよくのばし、1日以上陰干しにする。乾燥が
不十分だと染むらの原因になるので、完全に乾かす。
D数日間、綿布を寝かせてから染める。
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《かんたん助剤》
豆汁の代わりに、市販の豆乳でも代用できます
が、豆汁より染着力は落ちます。豆乳を3倍に
薄めて、豆汁と同じように使います。 |
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