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            ◆2009年10月版 Vol.13

       【 Himeji Physical Therapy Mail Magazine 】
       http://www.eonet.ne.jp/~pthidaka/hpt/
2009.10.07
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 今年もあと3ヶ月となりました。朝晩はめっきりと冷え込むようになりまし
 た。新型インフルエンザが少しずつ拡大してきておりますが、感染防止と体
 調管理に注意していきたいものです。
 東京オリンピック招致がかなわず、残念な結果となりましたが、リオデジャ
 ネイロの国民的な盛り上がりを考えると力不足だったのでしょう。対立しあ
 うのではなく、明日の生活を考え、一致団結していくことが、どのような場
 面でも重要ということなのではと感じています。

 HPTは今年度の下半期に入ります。 
 Himeji Physical Therapyは、日頃の「何気ない」「聞くに聞けない」を
 テーマにして、施設や世代間の垣根を越えて意見交換を行い、
 臨床等に役立てていくことを目的とした理学療法士の集まりです。
 開催案内ならびにその他の情報発信の一手段としてメルマガを発行します。

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 ☆Contents☆

 1.【次回の開催案内】
 2.【トピックス】
 3.【ちょっとした情報】
 4.【入門講座1・2】
 5.【参加施設からのInformation】
 6.【編集後記】

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 1.【次回の開催案内】
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  日時:平成21年10月14日(水)19:00〜20:30
  場所:ハーベスト医療福祉専門学校
  内容:理学療法士に必要な統計の基礎
  講師:兵庫医療大学リハビリテーション学部
              日高 正巳

  参加費:200円(学生は無料)

  お願い:会場には駐車場がございませんので、近隣の駐車場をご利用
  いただくか、公共交通機関でお越し下さい。
  関係施設や会場への電話でのお問い合わせはご遠慮下さい。問い合わせは
  メールにてお願い致します。

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 2.【トピックス】
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 今年度のCastle Side Canferenceの予定が決まりました。

 2月13日15:00〜17:00:「Evidence based Stroke Rehabilitation」
 講師:松尾篤先生(幾央大学)

 3月6日 15:00〜17:00:「脳科学と理学療法」
 講師:森岡周先生(幾央大学)

 会費未定、下半期(10月〜12月)の例会参加者には割引制度あり
 ※タイトルはいずれも仮です。

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 3.【ちょっとした情報】
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 全国学術研修大会(三重)に参加された方はおられますでしょうか?
 全国会長会議の資料はWEBで公開されていますが、学術研修大会の内容に
 ついては、参加された方からの紹介をお願いしたいと思います。

学会・研修会開催情報
 10月17日・18日:第17回日本物理療法学会(兵庫医療大学)

新刊案内
 9・10月に新しく出版された書籍を紹介いたします。

メジカルビュー社
 「理学療法ゴールドマスターテキストシリーズ」
 3:物理療法 ISBN978-4-7583-1110-6
 4:整形外科系理学療法 ISBN978-4-7583-1111-3
 柳澤健編集

 「DVDで動きがわかる モーション解剖アトラス 下肢・骨盤」
 ISBN978-4-7583-1034-5
 監修山下 敏彦 編集 青木 光広 鈴木 大輔
文光堂

 「実践MOOK・理学療法プラクティス8 関節可動制限」
 編集:百瀬公人
 ISBN978-4-8306-4369-9
 *定番のMOOKシリーズ、今回は、ハーベスト医療福祉専門学校の
 小寺先生が分担執筆

 「実践MOOK・理学療法プラクティス7 神経難病 知識と技術の統合に向けて」
 編集:吉元洋一
 ISBN978-4-8306-4368-2

医歯薬出版
 「ヒューマン ウォーキング 原著第3版」
 ISBN978-4-263-21335-3
 Jessica Rose ほか編/武田功 監訳/弓岡光徳 訳

 「脳卒中最前線 第4版 急性期の診断からリハビリテーションまで」
 ISBN978-4-263-21336-0
 福井圀彦・藤田勉・宮坂元麿 編著


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 4.【入門講座1】統計学
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 分布について

 通常、統計処理の大部分は、正規分布に従うものとして実施されるものが
 多いわけです。今回は、正規分布を含めて、主要な理論的分布について、
 紹介していきたいと思います。

 正規分布
  平均値に近い値の度数が大きく、平均値から離れれば離れるほど、その
 出現頻度が小さくなる分布であり、分布図を記すと、平均値のところに山の
 頂点があり、左右にはそれぞれ裾野を引くようなグラフになる。

 2項分布
  2つの結果しか起こらない実験を複数回実施した場合の結果が示す分布
 である。反復回数が少ない場合には、平均も小さく、平均よりも大きい場合
 の度数が少なくなります。しかし、反復回数を増やしていけば、平均が次第
 に大きくなっていくとともに、グラフも大きい方へシフトしていきます。そ
 して平均よりも少ない値も次第に減少するということになります。
 回数が大きくなると分布が平均を中心として対称性を示すことになっていき
 ます。

 ポワソン分布
  頻繁には起こらない現象を示す分布です。長い間の観測によって、発生の
 平均回数が増えていき、そして、分布も対称性を示すようになっていきます。

 一様分布
  すべての値が一様に同じような確率で示すもので、分布図が長方形を示す
 ものです。

 それぞれの分布の特徴を知ることが適切な統計処理へと繋がります。
 分布は、各種指標をもとに判断することもできるわけですが、最も大切な
 ことは、まず、それぞれの度数分布をプロットして視覚的にみてみることで
 す。分布の左右対称性や平均値や最頻値の部分のとんがり具合を指標にする
 ことが必要です。

 分布のとんがり具合の指標としては尖度が
 分布の左右非対称性の指標としては歪度が それぞれ用いられます。

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 4.【入門講座2】症例報告方法論
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 症例報告の基本としては、その症例を何故報告するのかということが大切に
 なります。
 その上で、目的に応じた症例の提示を行う必要性があります。

 症例を詳細に紹介するという場合には、事細かに種々の情報を漏れなく記載
 することが必要と考えていないでしょうか?
 症例紹介にとって必要な情報とは、その症例報告から物語ろうとしている内
 容にとって必要十分な情報ということになります。逆に言えば、関節可動域
 や筋力といった情報でも、考察の切り口によっては、必要のない情報という
 ことになります。
 症例提示において、大切なことは、考察に必要な情報に限定した内容の濃い
 情報ということになってきます。

 他部門からの情報についても、すべての情報をということになれば、診療記
 録の丸写しに近くなりますが、どの情報をどのように活用するのかは、目的
 によって異なってきます。その判断が適切にできるかどうかが専門性として
 問われてくるわけです。

 新人発表や学生の症例報告において、よくある情報提示の間違いとしては、
 情報収集の日付の問題があります。各種計測結果を提示する場合には、計測
 日や計測時間を分断しても構わない情報と分断してはいけない情報がありま
 す。分断してはいけない情報を分断して計測してしまうと、その情報の統合
 からは適切な解釈をすることができません。

 初期評価が数日にわたるということは、基本的にありえない話ということに
 なってきます。情報を組み合わせて考察していくためにも、症例の呈示とし
 ては、有益な意味のある情報の組み合わせを念頭におくことが必要です。

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 5.【参加施設からのInformation】
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 理学療法講習会(基本編)が神戸で開催されます。
 テーマ:物理療法の理論と実際(兵庫会場)
 日時:11月28日13:00〜29日16:10
 場所:兵庫医療大学
 受講料:1000円
 定員:100名
 申し込み:平成21年9月26日(土)12時
 備考:原則として5年目までの日本理学療法士協会員が対象です。

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 6.【編集後記】
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 新型インフルエンザの広がりに不安を感じながらも、物理療法学会の成功を
 目標に準備を進めているところです。
 また、後期がスタートし、自転車操業のごとく、準備と講義の繰り返しにな
 っています。
 学術の秋といわれるように、秋の夜長を活用して、溜まりつつある仕事を消
 化していくことが大切な感じがします。
 来年、4月に迫り来る診療報酬改定の情報もあと数ヶ月先には、見えてきま
 す。どのような改定になるのかという不安がありますが、地道に対象者と向
 き合うということを大切にしていきたいと思います。
                               <M.H.>

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 【発行】Himeji Physical Therapy 運営メンバー
 【編集】Masami HIDAKA
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 【連絡先】hpt-staff@ml.kobe-u.com
  ◇ご意見・ご感想を募集しています。
  ◇勉強会で取り上げて欲しい内容についてもご意見をお願いします。

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