Durham Times (Friday 22nd February 2008)

Mcaloons

パディ・マクアルーン氏と娘のジョージア(2007年のランチェスター・カーニバルにて)
ダーラム・タイムズ紙 2008年2月22日の記事より



町のキング・オブ・ロックンロールを名誉市民に推挙


一人の音楽ファンが1980年代にポップチャートを賑わした地元のシンガーソングライターにダーラムの名誉市民の称号を与えるキャンペーン運動を起こした。
ダーラムの元市会議員であるリチャード・オルメロッド氏はプリファブ・スプラウトのソングライターで1988年にアルバム『ラングレー・パークからの挨拶状』で“キング・オブ・ロックンロール”という最大のヒットシングルを生み出したパディ・マクアルーンに名誉市民の称号を与えるべきだと考えている。
50歳になるパディ・マクアルーン氏はずっと以前に弟のマーティンと一緒にダーラムから数マイルの距離にあるウィットン・ギルバートにあった家族経営のガソリンスタンドでバンドのリハーサルを行なっていた。
そのバンドであるプリファブ・スプラウトはイギリス、そして世界中で賞賛を浴びた。
ダーラム旧市街のギルスゲイトに住むオルメロッド氏はこのように語っています。
「パディ・マクアルーンはプリファブ・スプラウトで素晴らしい音楽を作ってきましたが、彼の楽曲も同様にカイリー・ミノーグ、シェールやジミー・ネイルといったメジャーなアーティストによってレコーディングされてきました。パディはこの時代における一流のソングライターの一人として認められているのです」
「市で最も有名な音楽家を認めて、称号を与えるいいタイミングだと私は考えています」
「彼はポップスという分野において多大なことを成し遂げており、ダーラム市が称号を与えるべき人物だと思う。新しい単一自治体ができるため、今の市議会制度はそんなに長くない。今こそ彼に名誉市民の称号を与えるいいタイミングなのです」
近年のマクアルーン氏は視力の問題をかかえており、2003年に“I Trawl the Megahertz”というソロアルバムをリリースした。イギリスの放送局であるITV(Independent Television)で日曜日の夜に放映されていたドラマ”Where the Heart Is”のテーマ曲も彼の曲である。
市議会に働きかけているオルメロッド氏はhot mail(freedom4paddyhotmail)で自分のアイデアに対する支持を募っている。
ウィットン・ギルバード出身でマクアルーン一家とは知り合いだった市議会の自由民主党リーダーであるフレイザー・レイノルド氏はこのように語っています。
「私としては市議会には何も働きかけはできない。これは市議会のメンバーによって慎重に判断されるものだと思っている。長年に渡って市会議員をしてくれている人達や、下院議員であるジェリー・スタインバーグ氏、デスモンド・チュチュ大司教など、我々には名誉市民の称号を与えうる人物として様々な人がいるからね」
Durham Times (Friday 22nd February 2008)

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