以下の記述は、ヨシムラのインジェクションコントローラーの取り説をそのまま抜粋しています。
パワーコマンダー等他社製品との比較検討の材料にして下さい。
しかしながら私はヨシムラの製品のオーナーではないので、平等なコメントは出来ないかもしれませんが
まあそのつもりで参考にして下さい。

ワトソン

SUZUKl GSX1300R隼

FUELlNJECTlONADJUSTER

フューエルインジェクションアジャスター \58,000


  ※本製品はレース専用部品です。一般公道での走行は絶対に行わないで下さい。

○作業に入る前に必ず取り扱い説明書を熟読してください。

○作業中は木書を手元に置き、指示に従って作業を進めてください。

○本盲は製品を廃棄するまで確実に保管してください。


危険:怠ると怪我につながる要注意事項を示してあります。

注意:怠ると部品の損傷などにつながる要注意事項を示してあります。

参考):スムーズに作業を進める上でのポイントや参考となる事項を示してあります。


取り付け時の注意

・FUELINJECTlONADJUSTERは、SUZUKlGSX1300R隼に搭載されているフューエルインジェクション システムを調整するものです。
他の車輌には絶対に使用しないでください。

・FUEL旧JECTlONADJUSTERを取付ける前に、サービスマニユアルを参考にスロットルポジションセンサを調整してください。
スロットルポジションセンサが正規の位置でない場合、アイドリングや低速走行時において不具合が生じる恐れがあります。

危険:調整時には必ず、空燃比計を使用し、空燃比を確認しながら作業を進めてください。
セッディング不良によりエンジン破損の恐れがあります。
エンジンの不具合の原因がセッディング不良にある場合、当社では保証しかねます。


●FUELINJECTlONADJUSTERの取付け

1.車輌側のイグニッションスイッチがOFFであることを確認する。

2.FUEL旧JECTlONADJUSTERのCATCHスイッチがOFFであることを確認し、Flコントロールユニットの左側にある(下図参照)カプラーの防水キャップを取外して接続する。

危険:作業中は、絶対に工.ンジンを始動させないこと。
     Flコントロールユニット故障の原因となります。



注意:このアジヤスターは、インジエクションのアイドリング時に作用するADJ‐Aと走行時に
作用するADJ‐Bに分かれます。調整方法はそれぞれ異なりますので注意して下さい。



●ADJ‐Aの操作方法

・アイドリング時の空燃比の調整は、ADJ‐AのSLOWSPEEDADJで行ないます。

・SLOWSPEEDADJは、中央の0マークを初期設定値とし、右回しで薄く、左回しで濃くなります。

左右共に約90・(インジエクター個体差によって多少ばらつきがあります。)が調整範囲です。

必ず、この範囲内で調整を行なって下さい(上図参照)。

危険:90・以上回しますと、空燃比が大きく変化してしまいセッティング不良の原因となります。

 

1.ADJAlBスイッチをADJ‐Aにする。

2.CYLSELECTノブをF1(#1気筒)にする。

3.SLOWSPEEDADJノブで空燃比を調整する。

4.イグニッションスイッチをONにする。

5.フユー工ルポンプが止まるのを確認したらCATCHスイッチをONにする。

6.WRlT旧Gスイッチを押し続け、4秒後、離す。

7.CATCHスイッチをOFFにする。

8.2秒後、イグニッションスイッチをOFFにする。

9.FUELlNJECTlONADJUSTERを接続している力プラーを外し、車軸側のカプラーに防水キャップを付ける。

・CYLSELECTノブを#2、#3、#4に変更し、3.〜8.の作業を繰り返し行なう。

参考)初期設定値に戻すには、全気筒のSLOWSPEEDADJを中央の0マークに合わせて書き込みを

行なって下さい。


●ADJ‐Bの操作方法

・走行時の空燃比の調整は、ADJ‐BのDURATlON%ADJで行ないます。


注意:ADJ-Bは、スロットル開度に応じて、全気筒を同時に調整するため、1気筒のみの変更はできません。

・スロットル開度は、L、M、Hの3領域に分けられます。Lは118開度時、Mは1/2開度時、Hは全開時において空燃比に与える影響が最も大きく(3ぺ一ジ図参照)、燃料の増量は、DURATlON%ADJノブで変更します。



・DURATlON%ADJは、中央の0マークを初期設定値とし、右回しで濃くなり、左回しで薄くなります。

1.ADJAlBスイッチをADJ‐Bにする。

2.調整するスロットル開度をTHRPOSNSELECTノブで指定する。

3.DURATlON%ノブで空燃比を調整する。

4.イグニッションスイッチをONにする。

5.フユー工ルポンプが止まるのを確認したらCATCHスイッチをONにする。

6.WRlT旧Gスイッチを押し続け、4秒後、離す。

7,CATCHスイッチをOFFにする。

8.2秒後、イグニッションスイッチをOFFにする。

9.FUEL旧JECTlONADJUSTERを接続しているカプラーを外し、車輌側のカプラーに防水キャップを付ける。

 

参考)初期設定値に戻すには、L、M、H全てのDURATlON%ADJを中央の0マークに合わせて

書き込みを行なって下さい。

コメント:このヨシムラのアジャスターの説明を読むとかなりアバウトな設定方法というのがわかります。
まあ初心者には良いかもしれませんが・・・
ですが冒頭にあるようなレースユースを前提に作っているというのは、ちょっと問題があるような気がします。
設定を保存管理できなかったり、点火時期などもいじれないのでその点はパワーコマンダーの方が使いやすそうです。
その分セッテイングの無限地獄にはまる可能性はありますが・・・・
パワコマのアンケートで両方試したユーザーからの反応だとヨシムラでは改善できなかった問題もパワコマではやや改善できた実績があったようです。
両者とも同じ価格帯の製品ですからよく考えて買って下さい。
でもヨシムラユーザーの人はほとんどいないんだよねーーー

 と書いている間に、速攻で生産中止に・・・・パワコマのOEM品の次世代商品EMSも数年で止めちゃった

チョット無責任すぎと思われ。経営方針に疑問が・・