先日幼稚園PTAの図書から「子供が育つ魔法の言葉」 (ドロシー・ロー・ノルト レイチャル・ハリス著 )を借りてきた。
数年前にベストセラーになった本ではないかと記憶している(違ったかな?)
その中の「子供を傷つける言葉」で部屋を片づけない子供に
「よく平気でいられるわね!まるで豚小屋じゃない。ほんとに、だらしがないんだから」と母親が言う。
あちゃー。
見てましたか、ドロシーさん、うちを・・・。
うちの場合、豚小屋じゃなくてゴミ箱ですけど。
そういや、わたしが切迫流産で自宅安静の時、そして出産後家に戻ったとき、旦那の両親に言われたなー、私も。
「わしは動けなかったんじゃー!てめーの息子はどうよー!嫁いびりもたいがいにせんと将来しらんでー(メ▼▼)」
と泣きながら思ったものだが、私も我が子に同じ言葉を浴びせてしまっている。
これではたとえ言いつけを聞いたとしても、子供が本当によくなったとは言えないらしい。
そりゃそうだ。
私も数年経った今でも根に持ってこんな所に暴露しているのだから・・・。
このお母さんは「だらしがない」ではなく、「片づけなさい」とだけ言っていれば、子供は問題なのは部屋が散らかっていることであり、自分自身ではないのだという事が伝わり傷つかずに済んだはず・・ということだ。
なるほど。
そして付け加えておこう。
主人の両親の場合、身重でしかも自宅安静の嫁にではなく、息子に「嫁さんが動けない時くらいあんたが助けてあげなさい」と言うべきだった。(ちょっとすっきり・・・)
子は親の鏡という詩もとても良いものだった。
そこで、台風で子供達が休みで一日中家にいる今日、実験開始。
「かたづけなさい」
そう言った後、私は子供部屋以外の掃除をした。
いつもの事だが言われても片づけない。
数分後には遊んでいる。
私は何も言わなかった。
そして自分の掃除が終わってから、大きな声で
「あー、頑張った。ママは頑張ってお掃除したから、クッキー1枚食べてお茶しましょ。あー、頑張った頑張った。」
と大きな独り言を口にした。
急に片づけだした。
しかもご機嫌で。
すごい反応だ。
しかし、持続はしないようだ。
これを書いている今、何故か子供部屋からはゲームの音がしている。
ああ、気のせいだ。幻聴に違いない・・・。
子は親の鏡
けなされて育つと、子供は、人をけなすようになる
とげとげした家庭で育つと、子供は、乱暴になる
不安な気持ちで育てると、子供も不安になる
「かわいそうな子だ」と言って育てると、子供は、みじめな気持ちになる
子供を馬鹿にすると、引っ込みじあんな子になる
親が他人を羨んでばかりいると、子供も人を羨むようになる
叱りつけてばかりいると、子供は「自分は悪い子なんだ」と思ってしまう
励ましてあげれば、子供は、自信を持つようになる
広い心で接すれば、キレる子にはならない
誉めてあげれば、子供は、明るい子に育つ
愛してあげれば、子供は、人を愛することを学ぶ
認めてあげれば、子供は、自分が好きになる
見つめてあげれば、子供は、頑張り屋になる
分かち合うことを教えれば、子供は、思いやりを学ぶ
親が正直であれば、子供は、正直であることの大切さを知る
子供に公平であれば、子供は、正義感のある子に育つ
やさしく、思いやりをもって育てれば、子供は、やさしい子に育つ
守ってあげれば、子供は、強い子に育つ
和気あいあいとした家庭で育てば、
子供は、この世の中はいいところだと思えるようになる
ドロシー・ロー・ノルト
子供が育つ魔法の言葉」PHP出版 から引用
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