富良野・層雲峡・旭川・小樽の旅

2007-7-20〜22

 29年前の新婚旅行は、ぼくは沖縄に行きたかったけど、カミサンの意向で北海道へ(その頃から尻にひかれていたか・・・)。それ以来の北海道だ。カミサンの飛行機恐怖症がなくなって、ようやく実現した。
 今回もレンタカーを駆って、東へ西へ。3日間の顛末をご紹介する。

まずは最大の目的地、富良野へ。
お花畑は数多くあるが、その代表格のファーム富田を訪ねた。
何と言っても、一面のラベンダーに目を奪われる。
ただし、香りは好みがあるが・・・(よくトイレの脱臭剤に使うせいか)
これだけの花を手入れして見せて、入場料は取らず、周辺の店の収入だけで運用している。
良心的でもあるし、不思議な気もする。
とにかく富田さんに感謝。


ファーム富田の虹のようなお花畑。


こちらもファーム富田。


観光案内に0は「パッチワークの路」とか書いてあるらしい。
こんな風景のことだろうか。


「ケンとメリー」の木(ポプラ)。
セブンスターの木とかマイルドセブンの丘もあるらしい。


「ぜるぶの丘」かぜ・かおる・あそぶの意とか。
本当は写真のど真ん中にぼくがいるが、周りをコピー・ペーストしてかき消した。
今回初めての試みだが、意外とわからないものだ。
デジタルの力は面白い。


2日目は、大雪山国立公園・層雲峡。
肝心の迫力ある岩場の写真はないが、これは「銀河の滝」。


層雲峡・黒岳ロープウェイを登りきった場所から見た大雪山の山々。
標高は2000メートル前後だが、北の国なので、夏というのに、残雪が残る。
立山にも似た風貌がある。


黒岳で見つけたチングルマ(だとカミサンいわく)。
花びらはすっかり落ちて、こんな姿だが、これはこれでなかなかかわいい。

  
2日目は更に移動して、旭川へ。
ここでは定番の、旭山動物園を見物。
一番人気の、シロクマを間近で見られるドームがあったが、長い時間並んで結局見られず。
左は中から覗いている様子。右はそれを外から撮影したものだが、なかなか近寄って来ない。
シロクマに遭遇した人は、相当ラッキーだ。
ここは、各所に動物を間近で見る工夫がされていて、それが人気を呼んでいるとのこと。


2日目の泊りは定山渓・章月グランドホテル。
ここの料理が、上品な味付け、選ばれた食材、粋な盛り付けで最高に満足。
写真は、刺身に臭みよけの炭が添えてあるところ。
朝食までが美味しく、ここのシェフは実は料理の鉄人とか。


定山渓は河童の温泉。
至るところに河童の置物がある。


3日目は一路小樽へ。
道路わきにある矢印は、想像するに積雪時に道路端を示すものか。
北海道のほとんどの路にあり、内地の人間としては珍しい。
信号機が縦長なのも、積雪対策と聞く。


小樽は運河で栄えた商業の街。
散策していたら、「いでらっきょ」さんらが撮影をしていた(写真なし)。
人力車も多く、観光の街になっている。


ここは観光スポットを少し離れた場所で、これが元々の運河の幅だとのこと。


カモメが街灯の上で、大声で鳴いていた。
さすがに海の街だ。


何故かベネチア工芸品の店が多く、聞いてみたが姉妹都市ではないとのこと。
運河が多いので、それにちなんで、とのことだった。
こんな仮面を見ていると、ベネチアに行き、イタリアの芸術に触れたい気持ちになった。


飛行機搭乗までの時間もないのに、支笏湖へ行こうということになり、結構飛ばしてやってきた。
あいにくの天気で、透明度日本一のきれいな湖水の色は見られなかった。
ただ、湖面を覗くとゴミひとつなく、確かに湖底まではっきり見えていた。

[所感]
 天気予報では、3日間とも雨の確立50%以上。雨の北海道を覚悟して来た。
 けれど来てみれば、車で移動中わずかに降られはしたが、富良野でも晴れ間がのぞき、小樽は快晴。出発前、ぼくが念力で晴らすと見栄を張っていたのが現実になって、幸運と言うしかない。
 振り返ってみれば、新婚旅行以来の北海道は、またぼくを暖かく歓迎してくれた。楽しい思い出をありがとう。