小型犬に多い病気


循環器
    僧帽弁閉鎖不全(MR) 特にマルチーズ、ポメラニアン、ヨークシャーテリアといった小型犬に多く、小型犬の鬱血性心不全の95%はこの病気
    粘液腫性僧帽弁疾患 鬱血性心不全 僧帽弁逸脱・弁尖肥厚・閉鎖不全 逆流性雑音 小型犬 雄 年齢とともに増加
    房室弁心内膜症 僧帽弁又は三尖弁の慢性変性性疾患 発咳、運動不耐性・呼吸困難 腹囲膨満、喀血、チアノーゼ 失神
    変性性弁膜疾患 犬の鬱血性心不全の最も多い原因 小型犬・中型犬に発症
    洞機能不全症候群 SSS 不整脈 衰弱 失神 老齢小型犬種の雌多い
    小型成犬の心音 音声 解説正常 胸壁に心臓接近 子犬に比べてT音はやや大きい ヨークシャーテリア心尖部録音

    歯周囲疾患 犬の唾液phは弱アルカリ性 加齢により唾液の性状が変化したり、量が減少すると、歯垢・歯石が増える
    歯石・歯周囲炎 柔歯垢→歯石放置、歯肉炎症、口臭 歯がぐらつく 歯周囲炎は全身細菌感染の危険
    歯根膜炎 歯肉は発赤・腫脹・出血 歯は緩く不安定 歯肉圧迫で膿性物質 口臭 体重減少
    口腔鼻腔瘻 上顎犬歯付近多い くしゃみ 鼻腔片側の慢性的分泌物 鼻炎 壮齢〜老齢の小型犬
口腔
    口腔の悪性黒色腫 小型犬は非常に多い 有色素性(60%) 潰瘍性病変 骨浸潤:+− 遠隔転移性:2+
    口腔鼻腔瘻 上顎犬歯付近多い くしゃみ 鼻腔片側の慢性的分泌物 鼻炎 壮齢〜老齢の小型犬

    口内炎:
    原因不明の口内炎 マルチーズとテリア 潰瘍性歯肉炎や口内炎に罹患しやすい
    難治性口内炎 口腔内腫瘍 口腔内カンジダは激しい口内炎 全身性疾患:全身性紅斑、天疱瘡、特発性血管炎が口腔内潰瘍の原因 マルチーズでは免疫介在性潰瘍性歯肉炎/口内炎
消化器系
    出血性胃腸炎症候群 トイおよびミニチュア種、特にシュナウザーやプードルに多い 若い成犬多い
    慢性肥大性幽門部胃症:中齢〜高齢のラサアプソ、シーズー、ミニチュアプードルのような小型犬に多い
    門脈シャント 先天的肝外性門脈大静脈短絡 殆ど小型犬 シーズー ヨークシャーテリア トイプードル ダックスフンド ミニチュアシュナウザー
    幽門洞肥大症候群 食後数時間以内発生 慢性的間欠的嘔吐 吐物中に胆汁ない 小型中齢純粋犬 雄は雌の2倍
    グルコース−6−リン酸 脱水素酵素欠乏症 遺伝 ほとんど雄 ポメラニアン、マルチーズ、チワワなどの小型犬に多い

    流涙症 ミニチュア トイプードル マルチーズ 小型テリアなどの小型犬種
    水晶体脱臼 テリア種の小型に多い ジャックラッセルテリアも含まれる 通常3〜4歳で見られる。
    眼瞼内反症 逆睫毛 眼瞼が内側に巻き込んでいる 角膜損傷
神経系
    水頭症 歩行困難、旋回運動、麻痺、精神状態の変化 全身性癲癇様発作 視力障害 小型犬
    非化膿性肉芽腫性髄膜脳脊髄炎 高い発生率は雌犬の小型(トイ)犬種、特にプードルとテリアで多い
    新生子の低血糖症 生後6週齢に起こる 空腹性の低血糖症は2日目にして起こる 特に小型犬種 振戦 急発作 昏睡
    グリコーゲン貯蔵病 離乳前後の小型犬 タール様の下痢 涎 嘔吐 歩行困難 痙攣発作 体温低下 昏睡 痙攣 衰弱 死亡
    シェイカードッグ病 白毛・小型犬 原因不明の振戦 リトル ホワイト シェイカーズ
内分泌
    糖尿病 肥満犬が多い(小型犬で避妊してない雌) 5歳ー8歳以上に多い 発症のピークは7〜9歳(4〜14歳)
骨格
    口腔鼻腔瘻 上顎犬歯付近多い くしゃみ 鼻腔片側の慢性的分泌物 鼻炎 壮齢〜老齢の小型犬
    小型犬の後肢の異常

    関節:
    環椎軸椎亜脱臼 先天性環軸関節不安定症は、トイプードルやチワワ、ペキニーズなどの小型種が罹患
    膝蓋骨脱臼 内側は小型犬が多い 大型犬は外側
    レッグ ペルテス病 小型犬に多い 生後5〜6カ月齢 股関節疼 大腿骨骨頭部骨端軟骨症
    侵襲性免疫介在性関節疾患 糜爛性 破壊:軟骨・軟骨下骨・靱帯・腱 小型犬 四肢跛行 関節腫脹 発熱
呼吸器系
    口腔鼻腔瘻 上顎犬歯付近多い くしゃみ 鼻腔片側の慢性的分泌物 鼻炎 壮齢〜老齢の小型犬
    肺線維症 長期にわたり悪化する呼吸促進・運動不耐性 咳は稀 小型テリア種 特にウェストハイランドホワイトテリア

    気管:
    気管虚脱 ガンと鳴く乾性間欠的発咳 興奮 運動 飲水 食事中 チアノーゼ 痙攣 小型犬や短頭種 肥満
    慢性気管支炎 咳、呼吸時異常音、非感染性慢性気管支炎は小型から中型犬に多い

    外耳炎 痒み、耳を振る、後足で耳を掻く 耳の悪臭 外耳道からの粘液や膿汁の排出 目やに
脱毛
    ポメラニアンの脱毛症 会陰部、外陰部、頚部
    周期性脱毛 ミニチュアプードル 片側又は両側の耳介
    ヨークシャーテリアの黒皮症・脱毛症 左右対称性脱毛 色素沈着過剰が耳介・鼻橋、時には足と尾 非掻痒性 無痛性
    シュナウザーの面疱症候群 ミニチュアシュナウザー 背中中央部 頚 臀部

    ダックスフンド:
    短毛ダックスフンドの脱毛症 耳介の脱毛 コメカミ部分両側性対称性脱毛
    ダックスフンドのアレルギー性皮膚炎 眼周囲の腫脹、顔面周囲の脱毛
    雌ダックスフンドの内分泌性脱毛症 耳介・会陰部・腹部・腹側頸部脱毛 低エストロゲン血症 不妊手術

    内分泌:
    下垂体依存性副腎皮質機能亢進症 副腎皮質機能亢進症症例全体の80〜85%を占める ACTH過剰分泌 小型犬に多い傾向
    雌ダックスフンドの内分泌性脱毛症 耳介・会陰部・腹部・腹側頸部脱毛 低エストロゲン血症 不妊手術
外部寄生虫
    ツメダニ症 背部・会陰部に寄生 小型長毛犬 背正中のひどいフケと痒み 歩くフケ 痒みは疥癬より弱い 小犬で症状が顕著
泌尿器系
    腎臓の異形成 嗜眠、食欲のむら、被毛の質低下、体重の減少、抑鬱、多飲多尿、嘔吐、食欲低下、脱水、下痢、貧血、顎・骨異常など腎不全の症状
    泌尿器の移行上皮癌 雌に多く特に避妊済みの雌に多い 小型犬 老犬
肛門
    肛門嚢の疾病
    肛門嚢炎 小型愛玩犬 肥満 運動不足 肛門嚢分泌物過多 導管閉鎖(老齢) 努責姿勢 下痢 疼痛
生殖器
    雌:
    性周期:小型犬:5〜7カ月 大型犬:8〜12カ月
    産後急癇 子癇 小型犬種 神経過敏 流延 歩様異常 起立不能 筋肉の震え 呼吸速迫 痙攣 発熱
    子宮水症 子宮蓄膿症と同様に老犬で、未経産の犬に発症し、小型犬に多い傾向
    難産 陣痛が4時間も続いているのに1子も産まれず 陰門から緑色排出物排出後分娩無し
    胎児過大:子供の体重が母犬の10%以上の時 小型の雌に大型の雄奇形
    小型犬で胎児数が少ない時に(1ー2頭)胎児体重が大きくなる

    子宮無力症:
    原発性子宮無力症 ある種の小型種、神経質、肥満、高齢、運動不足の雌、全品種にみられる少ない産子数をもつ犬
    続発性子宮無力症 ある種の小型種、神経質、肥満、高齢、運動不足の雌、全品種にみられる少ない産子数をもつ犬
中毒
    チョコレート中毒 小型犬は少量でも体重においては過量 テオブロミン 嘔吐、下痢
その他
    糖原病

品種
    皮膚:
    ポメラニアンの脱毛症 会陰部、外陰部、頚部
    周期性脱毛 ミニチュアプードル 片側又は両側の耳介
    短毛ダックスフンドの脱毛症 耳介の脱毛 コメカミ部分両側性対称性脱毛
    雌ダックスフンドの内分泌性脱毛症 耳介・会陰部・腹部・腹側頸部脱毛 低エストロゲン血症 不妊手術
    ヨークシャーテリアの黒皮症・脱毛症 左右対称性脱毛 色素沈着過剰が耳介・鼻橋、時には足と尾 非掻痒性 無痛性
    シュナウザーの面疱症候群 ミニチュアシュナウザー 背中中央部 頚 臀部
    ダックスフンドのアレルギー性皮膚炎 眼周囲の腫脹、顔面周囲の脱毛

    呼吸器:
    気管虚脱 パグ、ヨークシャーテリア、シーズー、ブルドッグ、ペキニーズ 狆(ちん)、マルチーズ、ポメラニアン、ヨークシャーテリア、トイプードル等の中高齢犬

    循環器:
    僧帽弁閉鎖不全(MR) 特にマルチーズ、ポメラニアン、ヨークシャーテリアといった小型犬に多く、小型犬の鬱血性心不全の95%はこの病気
    洞機能不全症候群 ミニチュアシュナウザー、ダックスフンド、コッカースパニエル

    眼:
    流涙症 ミニチュア トイプードル マルチーズ 小型テリアなどの小型犬種

    骨格:
    レッグ ペルテス病 ヨーキー、トイプードル テリア系 ミニダックス パグ

    消化器:
    原因不明の口内炎 マルチーズとテリア 潰瘍性歯肉炎や口内炎に罹患しやすい
    難治性口内炎 口腔内腫瘍 口腔内カンジダは激しい口内炎 全身性疾患:全身性紅斑、天疱瘡、特発性血管炎が口腔内潰瘍の原因 マルチーズでは免疫介在性潰瘍性歯肉炎/口内炎

    泌尿器:
    腎臓の異形成 嗜眠、食欲のむら、被毛の質低下、体重の減少、抑鬱、多飲多尿、嘔吐、食欲低下、脱水、下痢、貧血、顎・骨異常など腎不全の症状