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UEFIとはなんぞや
MACのシステム(OS起動の前)が気になったので、この項目を起こしました。しかし、結果的に解決できていないので、今後のメモとして残しておきます。
MBR (Master Boot Record)に記録されている起動プログラムをIPL (Initial Program Loader)が読み込んで実行するという従来のBIOSシステムが、UEFIシステムに変わろうとしている。OSしか見ない人、アプリしか見ない人にとってはどうでもいいことですが、アプリ制作者にとっては大きな関心事だろうと思う。私のようなアマチュアのプログラマにとっても動向は気になるところです。また、コンピュータの自作志向の人にとっても気になるところだろう。そこで、少しだけ実験をしてみた。
私のメインマシンはASUS P8H77-VというマザーボードにIntel Core i7というCPUを積んでいる。2基のHDDとBDとDVDはいづれもS-ATAのインターフェイスで動作している。ビデオカードはOn Boardの2口やらGeforce やら ATIやらいろいろ使っている。このシステムとwin8.1は少々難物で、ビデオエンコードが途中でフリーズする。8.0ではすんなりいくものが、8.1にするとほぼ100%完走しないのである。
それ以外には特に不満があるわけではないのだが、調べてみたら、このマザーボードはUEFIに対応しているということが分かったので、早速windows8.1のクリーンインストールをした。ググってみると何だか大変な作業のようにレポートを書いている人が多かったが、実際にはどうということもない出来事でした。マザーボードでUEFIを使う設定をするだけで、起動時間が劇的に早くなるわけでもなく、一体windowsユーザにとって何の利点があるというのだろうか。
※起動時間が短くなったという人は、Windowsのログイン画面が立ち上がるまでの話なのだろう。実際のwindows起動のストレスは、ログイン後の長時間のシステム読み込みにある。
BIOSを呼び出してUEFIに変更し、DVDドライブからWindows8.1を起動すると、いかにも小汚い Press any key ....という表示とともにインストールが始まった。EFI内蔵フォントの問題なのでしょうか、とにかく汚かった。
それでも、インストール自体は何も変哲のない普通のインストールでした。
実は、BIOSと呼ぼうがUEFIと名乗ろうが私にはたいした問題ではなかったのです。どちらにしてもOSが起動する以前の話なので、日常の使用に影響はないわけです。真の目的は、MACのシステムがEFI起動という奴で、Apple社認定のビデオカード以外では起動シーケンスが見えないことを何とかしたかったのです。MacはもともとBIOSを見せない仕様なので、Macユーザにとっては、システムと言えばOSのことだと思っているでしょうが、それは無駄な出費を強いられていることの裏返しなのです。
ビデオカードは、コンピュータの出力する信号を単に表示するだけの装置のはずなのに、ある種のハードウェア・プロテクトの機器として使用されています。今となってはヤフオクで数百円のカードがApple仕様というだけで数千円から1万円超の価格なのです。AppleのコンピュータはMacOSが起動するまでをEFIの出力画面(リンゴマーク)としていますが、そんなものを見たいために高価なビデオカードを買うつもりはありません。ただ、起動ドライブを選択する画面もEFI出力としているのが困りものなのです。そりゃOSの選択画面だからMacOSXの責任ではありません。しかし、せめてEFIから標準仕様として出力してほしいものです。
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