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windows OS ヒストリー

○Pre MS-DOS
この頃使ったことのあるコンピュータは、シャープのポータブルコンピュータ(型番は忘れました)。モニタは4行だけで、カセットテープから、BASICをCloadしプログラムの勉強をしました。その後NEC PC9801が登場し、別売の8インチFDDからDisk Basicをloadして、テープドライブとフロッピードライブのスピードの差に驚嘆したものです。
この頃、CP-M等のOSがあったことは知っていましたが、詳しい人の記憶に期待しましょう。

○Pre-Windows(MS-DOS)
私が本格的に使い始めたのは1985年のPC-9801VM。5インチFDDを標準装備した優れものでした。OSはDISK-BASICとMS-DOSのハイブリットだったと記憶しています。何しろアプリは基本的に自分で作るというのが常識だった時代でした。このMS-DOSはNECや富士通用に作られましたが互換性はなく、今のようにデータだけUSBメモリやクラウドで持って行けば、PCは何でも良いというわけにはいきませんでした。
MS-DOSはバージョン4(1990年)からDOS/Vという規格のPC用に作られ、PC間の互換性が計られるようになり、同時にNECの9800シリーズの緩やかな凋落が始まりました。

○windows 2.0(1987年)
MS-DOSの拡張メモリ(EMS)が利用できるようになり、640KB以上のメインメモリが利用できるようになった。
640メガではなく、キロなのでした。それでもウィンドウが開くシステムは画期的でした。

○windows 2.11
このバージョンでwindowsは初期からいよいよ本格的なOSへと歩み始めます。


○OS/2(1987年)
正式名称はMicrosoft Operating System/2。これのバージョン3はOS/2 Warpと呼ばれました。とても期待していたのですが、IBMとMicrosoftの確執の犠牲となった悲運のOSと言うべきでしょうか。2002年に開発終了。


○windows3.0(1990年)
DOS/Vマシンの隆盛と時を同じくして、このwindowsも広まったと思われます。筆者もこの頃にはメーカー製パソコンから足を洗い、専らパーツショップ通いをしていました。やがて登場する(1993年)Intel PentiumのCPUから、激しいスピード競争が始まりました。ただ、「速い」PCを組み立てるためだけにPCを使う人がたくさん出てくる時代になります。

○Windows NT
NT3.1(1994年)から始まりNT4.0(1996年)で一応の完成の域に達したと思いました。2000年にWindows 2000として生まれ変わるまで、小規模サーバとしてとても使いやすく安定したOSでした。本格的なサーバとして使うにはあまりに貧弱だったため、UNIX系サーバOSと比較してよく揶揄されていたことを思い出します。確かに同時代のFreeBSDは同じスペックのPCで動作させると圧倒的なパフォーマンスの違いを見せてくれました。ただ、GUIとCUIの違いも分からない人が批判していたので、あまり信じてはいけません。この頃から、PC批評家なるものが多数登場し、分からないことがあると「相性」など言って誤魔化す風潮も出てきました。ハードもソフトもろくに理解していない人が批評家として幅をきかす時代の始まりでもありました。ソフトバンクの孫さんもその片棒を担いだ人でしょう。程度の低い雑誌を出版されていましたね。


○windows95(1995年)
1995年秋に登場。WindowsのスタートボタンというGUIが新鮮でした。ネットワーク機能を標準装備したが、インターネット接続には結構高いハードルがあった。しかしここからインターネットが爆発的に進化することとなった。また、Mac OSやOS/2とのシェア競争に終止符を打つOSとも言えた。


○windows98(1998年)
○windows98SE(1998年)
○windowsMe(2000年)

この3つはマイナーチェンジのwindows95というべきでしょうが、特にインターネット接続環境の整備という観点からは、着実に進化し続けたと評価できます。ただ、短いスパンでOSを買い換えさせられたという感は否ませんでした。


○windows 2000
このOSの評価はあまり良くなかったようです。個人的にはNTを触っていたこともあったのか、私にはとても無駄のないOSに思えました。今でも、マシンのテスト用に時々使っています。私のお気に入りのOSのひとつです。


○windows XP(2001年)
性能は申し分なく、一般に広く勧められるOSでしょう。インターネットもずいぶん接続性が改善されました。ただし、これからアクティベーションというプロテクトがかかりました。不正使用するつもりは毛頭ありませんが、私のようにパーツの組み合わせでPCを使うものにとっては、とてもやりにくいOSになってしまいました。


○windows Vista(2006年)
このOSの素人の評価はあまり良くなかったようです。私は、エポックメイキングなOSだと思いました。大きな変化があるとどうしてもついて行けない人の悪評がでてくるものですが、これはしかたないことでしょう。多様な各マシン環境を自動解析してスタートアップからきちんとインターネット接続できるようになった最初のOSという意味です。これは直後のwindows7にも引き継がれています。


○windows 7(2009年)
言わずと知れた現在最も評価の高いOSでしょう。操作性から安定度まで完成されたOSだと思います。


○windows 8(2012年8月)
見た目が大きく変わったため、まだまだ誤解されていますが、基本的にはwindows7であり、その安定感はさすがのものです。


○windows 8.1(2013年)
マイナーバージョンアップ。安定感に問題なし。ただし、インストール済みのアプリも再度入れ直すことになりました。


古い記憶をたどりながら、備忘録として残そうと思ってこのページを作りました。

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