私のUnix遍歴

現在のところThe Open Groupの策定したSingle UNIX Specificationを満たしたものが、UNIXという商標を使えると言うことです。もともと独禁法でコンピュータ部門に進出を禁止されていたAT&Tのベル研究所で誕生したOSであることは、皆さんご承知のことですが、UNIX戦争と呼ばれるくらい権利関係の激しい軋轢を生んだOSでもあります。フリーソフトとして配布できなかった事情が、今に至るまで影響を及ぼすくらい、すばらしいOSだということでしょう。
以下に、私が触ったことのあるOSを列挙します。どれもサーバ目的で触ったもので、個人ユースではないことをお断りしておきます。(Ubuntu DeskTopを除く)
○FreeBSD
 とにかくロースペックなマシンでも悠然と動作する姿は、さすがUnixというところです。ソースコードも公開されているので、自分の味付けをコンパイルに生かすことも可能でした。勝手にやってはいけないと思いつつも、自分のロゴでOSを動かせるというのは、なかなかいいものでした。

○SunOS
 サンマイクロシステムズ社がOSのオープン化をしたときに、さっそく取り寄せて使ってみました。SunOSは当時真性のUNIXでしたから、感激したものです。

○Linux
 Linuxはとても種類が多く(ディストリビューションと言うらしい)、ほとんどが中途半端な印象でした。企業がシステム管理を請け負うときに、自前のOSを開発せずに済むという目的で導入されたような気がします。個人的にはUbuntu以外使う気になれないものばかりでした。サーバにGUIを求めていなかったので、FreeBSDで十分だったのです。LinuxとFreeBSDの一番大きな差は、リソースの要求度です。CPUもメモリもLinuxの半分でFreeBSDは楽々動きました。安定度は、当然FreeBSDの方が圧倒的に上でした。
 ・Debian系
  Ubuntu、KNOPPIX、Lindows
 ・Red Hat系
  Fedora、CentOS
 ・Slackware系
  Plamo Linux
 ・独立系
  Turbolinux

古い記憶をたどりながら、備忘録として残そうと思ってこのページを作りました。

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