
YAMAHA L-5(1982)
S/N 20525
このYAMAHA L-5というギターは、私の評価ではBEST YAMAHA GUITARで、
値段と鳴りとの総合点数ですが、この値段でこの鳴りは特筆ものです。
TOPのみ単板ですで、チューニングの時のペグから左手に伝わる振動も
MARTINと較べものにならないぐらい貧弱ですが
鳴りについては筋の通ったYAMAHA SOUNDです。
BODYが単板であるとか振動するからだけで鳴りが決まるのではないことがよくわかります。
発売から30年近く経ち、弾きこまれて音もよくなっていることもあるようですがさすがYAMAHAです。
現在では25000〜30000円程度で手に入りますが、ただ一つ残念なのは、NECK剛性の低さです。
L-5を見つけると手にとって見るのですが、ネックの順反りと元起きがあることが多くFGにも共通の問題です。
この二つはTOPの膨らみとともに弦高が高くなる原因です。
弦高が発売当時と変わらない2.5mmぐらいでFINGER BOARDが減るほど弾きこまれた3台です。
気軽に弾けるので毎夜の部屋弾きで一番出番が多いです。
高価なMARTINで練習中の曲を一フレーズずつ弾くのは気が引けまが、その点このギターはいいです。
何も考える必要がないのですから。
TOP;えぞ松単板 SIDE&BACK;コーラルローズ NECK;マホガニー
FINGER BOARD&BRIDGE;パリサンドル 糸巻き;TM-30G
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