夜、部屋で独り

手首に冷たい刃をあててみる

明確な理由なんて無い

ヒリッとした痛みが走り

切り口から白黄色い脂肪が覗く

思い出したかのようには流れ

紅い珠を作り出す

それはすぐに潰れ

皮膚を伝い滴り落ちる

気付くと掌は汗をかいていた…

 

 

 

 

 

 

手首を切るのに必要なものは刃物よりも意思です。
ご存知だと思いますが手首を切るだけではほぼ死にません。

つまり、自罰で行う人以外はお勧めはできません。
(撓骨動脈を切れば話は別ですが)

切ってみたら気付くと思うのですが
自分がイメージしているよりウマク切れません。
手首は腱もありますし、何より皮膚が案外丈夫なのです。

切り方はお好みで。
縦切りもありますし、横切りもあります。
気分によって変えてみてもいいかもしれません。

私の友人はカッターの替え刃の端に
ガムテープを巻きつけて切っていました。
私自身としては普通のカッターの方が切り易い、と思います。

ただ、100円均一の店の包丁は使わない方が良いです。
まったく、切れません。

メスが手に入る可能性が出てきました。(2005/12)
それにともなってリストカットを学問的に書いてみたいと思います。

 

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