Rigid Chips リファレンスマニュアル モデルデータ 基本構造
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■基本構造
Rigid Chipsのモデルデータは以下の5ブロックから成っており、この順番で記述しなければなりません。
各ブロックは、
ブロック名 {
(ブロック内記述)
}
という具合に、ブロック名の後にブロック内記述を中括弧で括って記述します。
ブロック名には大文字・小文字の区別はありません。
また、ブロックそのものは省略不可であっても、ブロック内記述は省略可能な場合もあります。
- 「VAL」ブロック(省略不可)
他のブロック内で使用する変数の定義を行います。
使用する変数がない場合は、ブロック内記述はNull(空)となります。
- 「KEY」ブロック(省略不可)
特定キーの押下に連動して、VALブロックで定義した変数を変化させる場合の、キーアサイン(割り付け)と変化量を定義します。
キー入力によってモデルを操作する必要がない場合は、ブロック内記述はNull(空)としておきます。
また、SCRIPTブロック内やLUAブロック内で、_KEY()関数を使用して、直接変数を操作することでも代用可能です。
- 「BODY」ブロック(省略不可)
モデルの形状を記述します。
ブロック内記述を省略することはできません。
- 「SCRIPT」ブロック(省略可)
プログラムを記述します。
プログラムによって、VALブロックで定義した変数の値を特定の条件によって変化させたり、画面上に文字や数値を表示したりすることが出来ます。
言語形態はC言語風となっています。
無限ループが発生するとRigid Chips自体がハングアップしてしまうので注意が必要です。
- 「LUA」ブロック(省略可)
SCRIPTブロック同様、組み込み言語「LUA」によってプログラムを記述します。
本ブロックは「Version 1.5.B4」以降で実装されました。
本ブロックが存在する場合、SCRIPTブロックは無視されます。
◆補足
- モデルデータ内にコメントを記述する場合は、C言語における一行一括コメントアウトの「//」を使用します。
スラッシュ2個「//」から改行までの文字列が、無視されるようになります。
- C言語での標準的なコメントアウト記述の「/* ・・・ */」は使用できません。
- LUAブロック内では「//」はコメントとして認識されません。
LUAブロック内では、LUAのコメントアウト記述である「--」(マイナス符号2個)を用いることで、「--」から改行までがコメントアウトされます。
- LUAブロック内で複数行をコメントアウトする場合は、「--[[・・・コメント・・・]]--」と記述します。
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