劇場版カードキャプターさくら 封印されたカード 


まず、全体的にいえることは雪兎さんと桃矢兄ちゃんの出番少なっ!
ということですよ。
特に、桃矢兄さん、李君に怒ってるばっかりでいいとこあんまりない。

二人の仲をガンガン応援したい私としてはちょっと物足りないですよう。
兄さん、一回も「ゆき」って呼んでくれなかったし。

つうか、大人げない。大人げないですよ桃矢兄さん!
だいたい、あんた妹の初恋の人をかっさらったひでえ兄じゃないですか。
さくらちゃんと李君の関係をどうこう言う権利などどこにもないはずだ!

でもでも、「(雪兎さんと)一緒の大学だからな」
って何故か勝ち誇ったように妹に言う兄はグッジョブです。

二人のキャンパスライフが見たい見たすぎる。
やっぱ同じ科目履修してるのかなあ。
それ以前に何学部よ?
ああー気になるなあ。

ところで、「ちょっと物足りない」程度の感想で済んでいるところが、
以前の私とは違うところです。
以前なら、雪兎さんとユエさんの出番以外は退屈してたと思います。
今は、一応その他の皆さんにも多少の愛着というものが生まれましたので
ちゃんとメインストーリー部分も割と楽しく見られました。

メインストーリー部分=さくらちゃんの告白寸止め海峡

この映画、絶対、人と一緒に見られないな…と思ったよ。
見てて恥ずかしいんだよう。
見つめ合い頬染めあう小学生男女…というシーンがてんこ盛りですから。

そしてストーリーは一言で要約すると
「クロウさん、放置プレイもほどほどにね!」
つまり劇場第一作目と同じだ。

そういうわけで、以下箇条書きの感想。
だいたい雪兎さん登場シーンにしか触れないので
これだけ読んでもストーリーはわかりません。

○冒頭、知世ちゃんのやらせ炸裂!
クリエイトのカードでつくったやられ役モンスターと
ガンガン戦うさくらちゃんとケルベロスとユエさん。

劇場版ということで思いきり動くのが良いッスね。
このやらせにケロちゃんはともかく、
ユエさんもつきあってくれてるのがすごいです。
結構つきあい良いなあ。

で、この場合気になるのは、
どうやってユエさんに出演交渉するのかってことですよ。
まず雪兎さんを呼び出さないといけないですよね。
やっぱり美味しいもので木之本家におびき出しておいて、
ユエさんに変わってもらうのでしょうか。

わけのわからないことで記憶が飛ぶので、
雪兎さんがとてもかわいそうだー。

○で、そのやらせ映像のユエさんの、光の矢を放つ横顔が
超絶美麗作画で幸せです。さすが劇場版!!

○相変わらず絶好調におかしい(褒めてます)知世ちゃんが最高です。
あとカメラワークがすごすぎ。何台カメラ設置してんだ。

○当然のように木之本家に夕飯をごちそうになりに来てる雪兎さん。
大学生になっても相変わらず仲のおよろしいことで。
思わずニマニマします。

で、雪兎さんは李君と久しぶりに会ってニコニコ。桃矢兄ちゃんはムカムカ。
ところで、李君と雪兎さんは結構交流があるのに
名前で呼び合ったことがありません。

雪兎さんは李君を「きみ」とか「あの子」で、
李君は雪兎さんを「あなた」とか「あの人」で。
逆になんか特別な感じがしちゃうのは私だけか。
というか、雪兎さんはもしや李君の名前を知らないのだろうか。
いや、そんなまさか。

○桃矢兄さんの3倍はある雪兎さんの皿の大盛りパスタに乾杯。
あの華奢さで信じられないくらい大食いというのが
雪兎さんのたまらんモエポイントのひとつなので
たとえちょっとだけでも劇場版でも見れて嬉しいですたい。

○さくらちゃんの告白を絶妙のタイミングで邪魔する
でっかい着ぐるみの中の人、桃矢兄さん。それをたしなめる雪兎さん。

いやあー感慨深いですね。
桃矢兄さんといえば、雪兎さんに「おれは、おまえが…」と言いかけちゃあ、
何らかの邪魔が入る、という思わせぶりすぎる寸止めを何回も繰り広げて、
続きが気になる!って私をもだえさせた寸止めの達人じゃないですか。

その寸止め第一人者が、他人の告白を寸止めにさせるとは!
しかもあれは完全にわざとだった。これは奈久留ちゃんのポジション!
邪魔されるばっかりだった彼が、人を邪魔するように。
いやあー感慨深いなあ。(変な感慨)

○「だめだよ、とーや!」ってかわいい。
かわいいよゆっきー!

○お詫びにみんなにアイスおごらされる桃矢兄さん。
半分お金出してくれる優しい雪兎さん。
「何でおれがあのガキにおごらなきゃならないんだ!」って
ブリブリ怒りながらも、雪兎さんの言うとおりにしちゃってるところが
もうなんというか良いですね。ラブですね。
つうか雪兎さんの「さくらちゃんの邪魔したから」って耳打ち攻撃には
桃矢兄さんは勝てないっつう話です。

○ベンチでさくらちゃんとお話しする雪兎さん。
二人はもう本当に家族みたいに仲良しでほほえましいです。
で、ここで重要なセリフが。
「もう一人のぼくもきっと応援してるよ」とかいう意味のことを
雪兎さんが言うのですよ。

雪兎さんがユエさんをちゃんと認識している感じがして、
これまでの問答無用で記憶が飛ぶ下位人格扱い
じゃなくなってきてるのかなあーと嬉しいです。

だいたい、ちゃんと完全に違う人格があるのに「仮の姿」呼ばわりって
とっても失礼な話ですよ。

どうでもいいけど「もう一人のぼく」って遊戯王みたいだ。

○雨の中走ってたさくらちゃんにぶつかられる雪兎さん。

雪兎さんってアニメでは小学生(主にさくらちゃんと李くん)
にぶつかられる率、異様に高いッスね…。

○公園の木の下で傷心のさくらちゃんのお話を聞く雪兎さん。
「ぼくが聞いてもいい話かな?」
いつもいつも、雪兎さんはそうやって相手の意志を尊重して
気遣っていて、本当に優しい人だなあと思うのです。

○「もう一人のぼくがすごく心配してる」とおっしゃる雪兎さん。
どうやら二人の間に意思の疎通が!?やった!すごく嬉しいです。

○「もう一人のぼくと変わるね」ってユエさんと変わってくれる雪兎さん。
問答無用でユエさんが出てくるんじゃなくて、
二人で相談してどっちが出るか決めてるような様子。
良かったよう。

でも、ユエさんが嫌いな訳じゃない(むしろとても好き)なんだけど、
変わるねって言われるとなんか寂しいんだよなあー。なんでだろう。

同時に二人存在することは出来ないんか!
どっちか一人なんて選べないよ。

二人の間に交流が出来てもユエさんの間のことは
やっぱり雪兎さんは覚えてないのかなあ。伝わるようになってるといいんだけどなあ。

○「『すごく』とは言ってない。」
ユエさん照れながら登場。かわいい!

○さりげに木の上に移動してる二人。やっぱユエさん目立つからね!

○さくらちゃんを心配しつつ、クロウを信じてるユエさんが良い。良いなあ。

○なでしこ祭当日。
パーラーでおそろいの制服着て働く雪兎さんと桃矢兄さんが一瞬見られて嬉しいよう。
心なしか女性客が多い気がしたぜ。

○さくらちゃんのクラスの劇を途中から観覧のお二人。
またしても、李君にがうがう怒ってる桃矢兄さん。
こればっかり。いい加減あきらめれ。

○無のカードに邪魔されて劇は台無し。
この世界では劇中劇は必ずカードにめちゃくちゃにされるらしい。

○無のカード発動で飲み込まれる桃矢兄さん。
消えながらも妹を心配してユエさんに託す兄心。流石。
ここで実質出番終了ー。悲しい。

○雪兎さんはユエさんに間一髪変わって難を逃れる。
雪兎さんの最後のせりふは「とーや!」でした。

雪兎さんの「とーや」は、音声だけど、これひらがなで言ってるよね!
ってわかる気がする優しい呼びかけで大好き。

そして桃矢兄さんの「ゆき」って呼びかけも、
雪兎さんにあっててかわいいし、特別な感じがして大好きだ。
なのに、この劇場版では一回も言ってくれなくて寂しい限りです…。

○友枝遊園地で無のカードと遭遇。戦闘開始。
劇場版ならではの丁寧で動きまくりな作画が至福。

○消えゆく最後の瞬間まであきらめず弓を引くユエさんがカコイイよ!
でも抗いきれず消えちゃったよ。ここで出番終了ー。寂しい。

○そんでまあ、いろいろあってさくらちゃんが李君に想いを伝えられて
本当に良かったね!一件落着で、みんな戻ってきた。

○桃矢兄さんが一人で目覚めるのが寂しいよう。
是非お隣に雪兎さんがいて欲しかった。残念。

○ユエさんで飲み込まれたけど雪兎さんでもどってきた。
お目覚めの様子が大変愛らしく、かつ、色っぽいです。
返す返すも、となりにいるのが桃矢さんじゃないのが残念です。
なんでケロちゃんなんだー!
で、そのケロちゃんですが、全部知られてるんだから、
別にぬいぐるみのフリしなくてもいんじゃね?

そのバレバレなケロちゃんを見てにっこり微笑まれる雪兎さん。
めちゃかわいい。
ここで本当に出番終了ー。

カードキャプターのアニメはこれで一巻の終わりですね。
さくらちゃん的に大団円で良かったです。
でもでも、もっと大学生になったお二人の様子が見たかったなあ。

というわけで、私のこのダラダラ感想もこの辺で終了ー。です。
ところで、この劇場版の雪兎さんとユエさんって
アニメ本編よりちょっと声が低い気がしたですよ。気のせいか?

おまけ

劇場版ケロちゃんにおまかせ 感想

○もしかして、あの野球してて、タコ焼き型スーパーボール、ホームランするの
雪兎さん!?そしてあのアンパイヤ桃矢兄さん!?遠いし一瞬すぎてわからん!!

○バックに流れるハイッ!ハイッ!って妙に調子のいいかけ声って
登場キャラの声優さんが言ってるのかな。
どうやらここは緒方さんと関さんじゃないかなあーと思われる部分がありますね。

○内容は大して無いが、ものすごくめまぐるしく動いて愉快な作品だったよ。



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