■幽☆遊☆白書・南野秀一中心の妄言■2003年2月某日


数年ぶりに私の中にでっかい波がやってきたぜー!
幽遊白書ブームという!いや、むしろ南野秀一ブームか!
三つ子の魂百までといいますか、中高生の頃のハマりもの死ぬまでといいますか
執念深い性格なので全然忘れません。
というか、蔵馬へのラブ(って改めて言うのは恥ずかしい)は別になくなってたわけじゃなくって
休火山が平静に見えても内に熱いマグマをたぎらせているように、
私の基本部分では静かに燃えたぎっていたのです。
それが今回なんかのきっかけを得て吹き出したぜー。

碇シンジ君に対する気持ちは萌えーっつうかフェチっつっかそんなエロ親父的
方向性ですが、蔵馬さんに対するソレはもう「ファン」としか言いようがない
憧れ方面です。乙女の心です。カハー。恥ずかしい。

以下、数年ぶりに燃えたぎる熱い血潮をダラダラ書きつづってみました。
全くの玄人向け(何のだ)のつぶやきでして、蔵馬って誰?っていう人は完全に置いてけぼりです。


○幽遊白書系のサイトをかなり巡りまくってみましたが、
世間一般の蔵馬ファンの方達と私の蔵馬に対するイメージがどうにもこうにも
かなり違うということがわかりました。

○自分の中の蔵馬(南野)のイメージは結構庶民派で好きな食べ物は母の手料理、
着てる私服はだいたい母が買ってくるもの、趣味はテレビゲーム。とかそういう感じでして。
あんま耽美なんは違うかナーと。

○むしろ、蔵馬がメインじゃないサイトさんの方に私のイメージする蔵馬がいたり。
桑原君メイン小説サイトさんで理想的な南野発見。

○よくフェミニストみたいなイメージに見られてるけど、アニメはともかく原作では
殆ど女子と喋ってる場面がないし(喋っても事務的なことか解説)
唯一の女子との普通の会話って特別読み切りの喜多嶋麻弥ちゃんとの
ちょっと素っ気ない会話だしで、どこからそんなイメージが出てきてるのか疑問。
で、この喜多嶋さんとの会話、好きな子にはわざと素っ気ないのかしら?とか妄想。
だとしたら可愛い奴。南野。
自分的にはレベルEの黛君の「文系硬派」って感じに近いと思ってます。ドリーム。

○中学時代は短髪がすげえ可愛くて良いです。なんでのばしちゃったのかなあ。(もしや失恋の痛手でか?)
痛んでるらしいし、女の子に間違えられるし、いっそ切っちゃえよ!とか思ったりなんかして。
あの変なハネ方が不思議でしょうがないですよ。

○最終巻で作中の登場人物から見ても
素で女の子に間違えられるほどに女顔だということが判明。
そして、女顔をめちゃくちゃ気にしてるらしい。ほっぺたプー。

○武器も中学時代の雑草の剣の方がシンプルで好みッス。
薔薇の鞭はごめんなさい・・・笑うところとしか思えない・・・。
原作後半は薔薇を出すプロセスがナシになっていきなり鞭だったので全然オッケですが、
アニメは最後まで・・・アレでしたな。

○喜多嶋さんといえば、「初めて見たときからなにか違ってたのよ」とか南野君に対して言ってたので、
好きになったきっかけの出来事があったわけじゃなく殆ど一目惚れのようなものなんじゃないか?
それならば、例え好きだった記憶を消したとしても好みが変わる訳じゃないので
次の日学校で会ったらまた好きになっちゃうんじゃないかと。
「なんで今までこんなステキな人に気がつかなかったのかしらー!」的に。
自分、喜多嶋さんと南野君の初々しいカップルは大好きなんで、そうだったらええなあ。

○蔵馬のキャラ解釈は人によって大きく変わるが、妖怪の部分だけ強調した解釈はいただけないな〜と個人的に思う。
奴は数千年生きた妖狐蔵馬でありながら、生まれて十数年かそこらの人間でもあるわけですよ。
本人も「憑依というより融合に近い」って言ってますし、すげえ冷静な妖怪の部分もアリの、
クラスメイトの明るい女の子がちょっと気になっちゃったりする男子の部分もアリのの、
二面性っつうのがたまらんたまらーん!なわけですよ。

○そういや、この人、口調も一定じゃないんだよなあ。「ですます調」で喋ってみたり、
そうじゃなかったり。どういう基準で切り替えてるのか謎。単に気分か。
仲間に対する呼びかけも「君」「お前」「あなた」などごちゃごちゃだ。
初登場時はですます調じゃなかったのよな。しばらくして再登場した「四聖獣編」では
もう敬語になってた。この再登場するまでの間になんらかのキャラの方向性の変更が
冨樫氏の中であったと思われる。
あと、飛影に対しては敬語率高いような気がする。しかし、初対面の時はタメ口。普通逆じゃないのか。

○言葉遣いは良いよね。メインの他の子達がもう本当にやんちゃでかなり口が悪いのに比べて。
敵への最大の侮蔑の言葉は「ゲス」とか「クズ」とかそういう系。(あ、どっちも言われてるの戸愚呂兄だ)

○一人称は中学生(14歳)の時からカタカナの「オレ」。
まさか幼児の頃からオレって言ってたんじゃあるまいな。
キャラをよく知らない人には外見から「僕」が一人称かと思われること多し。
一人称が「僕」な蔵馬って最高にイヤだ。

○映画のフィルムコミックの巻末おまけ設定資料ページ、蔵馬のとこの紹介文が
「〜グリーンファイター蔵馬〜僕の武器は薔薇のムチ・・・フッ王子様と呼んで下さい」
これ書いた人間、確実に原作一回も読んだことないだろ・・・。
心のブラックリスト入り。誰か知らんが。

○蔵馬にとって幽助は「命の恩人」って感じじゃろうか。
幽助の行き当たりばったりなとこは蔵馬には全くない部分じゃよねー。
そういう自分にはないところにひきつけられて仲間になったのかもしれぬ。

○飛影は手のかかる妖怪の後輩か。
絶妙のからかいっぷり。口では敵じゃないって感じですな。

○桑原君とは仲の良いお友達という感じで良いです。
二人でくんで幽助を騙す時のコンビネーションの良さと来たら!

○海藤君とはライバルと書いて友と読む感じですごく良いです。
偏差値激高コンビ。

○幽遊白書全19巻で3回ほど他人を裏切ってます。
妖狐時代に黄泉を、南野になってからは幽助を助けて飛影に「裏切り者!」と。
さらにもう一回幽助の提案にのって黄泉を裏切ったり。
そんなに裏切ってるのにあんまり恨まれてないのは人徳か。要領がいいのか。
何はともあれ2回も裏切られている黄泉様がかなり気の毒だ。

○命を奪おうとしておいて、「黄泉にはかりがある」っていうのもいかがなものか。
それは「かり」というレベルか。

○ず〜っと忘れてましたが、今思い出しました。
原作12巻に載ってる第2回人気投票の蔵馬の得票数13.514票のうちの
一票は私なのだった。人気投票にハガキ出したのこれが初めてだったよ。

○幽遊白書って終了から10年以上たってるのにファンサイトが多くてスゴい羨ましかったです。
エヴァは終了からまだ10年たってないのに静かになってきてるからなあ〜。
やはり「FOREVER FORNEVER」で終わった話と「気持ち悪い。」で終わった話の差かのう。

○サイト巡りしてて気になったのが、原作の設定とアニメの設定をごっちゃにしてる人がカナリ
いることですな。
(これはエヴァでもあることなんですが。アニメ版シンジがあずけられていたのは「先生」のところ!
「おじさん」は貞本独自設定なんじゃーい!と叫びたくてたまらない)
一例をあげますと、蔵馬の好きな食べ物「フランス料理」ってそれはアニメの設定ですらなく、
千葉繁氏脚本のCDドラマの中で言ってただけじゃないですか。
そんなもんオフィシャル設定面されても困ります。(勝手に困れ)
小説で「赤い髪」とかいう描写を見ただけでそこで「戻る」ボタンですよ。
これは自分がアニメが始まる前からの幽遊白書ファンで蔵馬好きだったからこそ感じる違和感かもしれませんな。
アニメから入った人はそれが当たり前だろうし。

○アニメの蔵馬は声は大好きッ☆なのだが、いろいろわかりやすくしないといけないというアニメの制約からか、
アニメスタッフのちょっと勘違いなキャラ解釈からか、かなり原作と違う人になってるのが残念無念なのです。

○ゲームのCMで「綺麗な薔薇には刺があるのさっ」とか言うてましたが、私の中では
蔵馬そんなこと言わねえよー!的な。これが蔵馬の名ゼリフとか言われるとかなりツライ気持ちに。

○原作で、すごい南野らしくて好きなのが、原作14巻の「霊光裂蹴拳!!の巻」の回の扉絵。
仙水達が幽助のマンションまで直接宣戦布告に来た緊迫した場面で
この男、真面目な顔して「午後から学校に行く予定だったが今日もサボるしかないなと思ってる」んですよ!
うわー最高。南野秀一サイコー。

○久しぶりに原作読んだら初登場の暗黒鏡の時は親孝行息子って感じだったのに、
初めて戦ったvs玄武戦では猛烈におもしろいキザな人方向に行っちゃってて唖然。
いきなり髪の毛から鞭を取り出して薔薇刺鞭刃(ローズ・ウィップ)ときた。
「薔薇の香りで洗われたこの部屋では」とか言い出すし。
伏し目で「フ」ってちょっと車田正美入ってるし。
このままではどうやったってイロモノ担当だ!
さすがにおかしなってるって気がついたのか、暗黒武術会では少しずつ軌道修正をかけて
魔界の扉編では軌道修正完全成功。もう薔薇なんか出さないぜ!
立派に、沈着冷静・頭脳明晰なみんなの参謀役をゲット。
さらに黄泉国家では魔界を揺るがす知略知慮を見せつけてくれるまでに成長。
良かったなあ良かったなあ。と蔵馬のキャラがええ感じになっていくサクセスストーリーを楽しみました。

○幽遊白書以前のジャンプの格闘系マンガで女顔美形キャラはどっちかというと
扱い悪かった(あんまり強く描かれなかった)ような気がするのでして、
蔵馬の八面六臂の活躍ぶりは大変素晴らしいと思いました。
一番大きいのは、たぶん冨樫氏がこういうキャラ嫌いじゃなさそうってことじゃよね。
確かVジャンプで蔵馬について「自分の変身願望キャラ」って言ってたような気がする。
うろ覚えですが。

○蔵馬のいいとこは一見よくある王子様的キャラかと思いきや中身は全然違うってとこだと思ってます。

○私が好きなのはあくまでも南野秀一の方の蔵馬なので、実は妖狐さんは首尾範囲外です。
切れ長目の美形様より可愛い系女顔の方が好きなんじゃよー。ガフ。

○ところで、暗黒武術会ではいつも最初に様子見が長いのでうっかり敵の策略に
はまって血ダラダラ流して死にかけながら勝つというイメージの蔵馬ですが、
「戦略の第一歩は情報収集」ということなので、きっと情報を集めるために様子見やってるんですよな。
さらに「切り札は先に見せるな」なので、自分の技を出来るだけ敵に見せたくないが為に
敵の力を見極めて最小限の手間で勝とうとしてたんでしょうかね。
でもそれ、ああいう戦いではすごい逆効果な感じだ。
飛影みたいに問答無用で最大の力で先制攻撃した方がダメージ少なくてすみそうなのになあ。

○特にvs裏浦島では勝ったのは本当にたまたまでしかない感じだ。
妖狐蔵馬を出すための話なんで、敵の策略にひっかっかってくれないと困るんだろうけど、なんかマヌケだなあ。
何も考えてないよ!蔵馬!
これ、もし裏浦島の必殺技が「若返り」以外だったら勝ちが危うい気がする。
あ、でも戦いが長引けばなんか勝ち方を考えつくから大丈夫かな。

○そういや武術会ではよく対戦相手に「その目つきが気に入らん」とか言われてたなあ。
何故か「あんたもう逃げられねェぜ」ていうのもよく言われてたなあ。

○というか、冨樫氏、特に蔵馬の戦いは意外な勝ち方のアイデアを考えてから
話を作ってる気がする。
そのアイデアを使うにはまずピンチに陥らせないといけないという・・・。
で、私はパワー対パワーの単純な肉弾戦より、力は弱くても機転で勝つ系の
戦いが大好きなんで、蔵馬の戦いはどれも全部面白いのです。

○暗黒武術会とは逆に知能戦・心理戦がメインみたいになってた魔界の扉編では水を得た魚のように
圧勝の連続で面目躍如で嬉しかったです。
きっと妖狐蔵馬の昔からそういう戦いに慣れてんじゃろうなー。
暗黒武術会みたいな頭使わないタイマン勝負だと調子でないんじゃろうな。

○不満なのがアニメオリジナルの蔵馬の戦い。
具体的には魔界統一トーナメント「時雨vs蔵馬」のエピソードなんですが、
性質をよく知らない敵に先制攻撃してるし、億年樹に桜の種植え付けて
妖気でドーン!と大きく育てるって、そりゃスケールはでかいが、
そんなんどう考えたって蔵馬の戦い方じゃないじゃん。と激不満。
全然頭使って勝ってないとこがダメダメです。
絵が最高レベルに良いのでそこが救いですが。
過去の蔵馬の戦いのダイジェストみたいにどっかで見た構図が頻出するので
あの回やあの回をこの作画監督さんにやってほしかった〜という思いばかりがつのります。

○映画第2弾「冥界死闘編 炎の絆」でも、竹藪をドーン!と大きく育てて勝ってたな。
アニメオリジナル戦いは本当に大味だなあ。
で、両者に共通なのが、勝った後、桜の花びらなり笹の葉なりがハラハラ散ってきて
自力で見せ場をつくるという。アニメの蔵馬はちゃっかりしてるぜー。

○炎の絆編といえば、映画オリジナルキャラ「妖狐の昔の親友 黒鵺」ですよ。キャラデザは一応冨樫氏。
伝説の極悪盗賊妖狐蔵馬に親友がいるという時点であまりの違和感に爆笑です。
黒鵺に裏切り者〜とか言われて狼狽えるあたりがもうアニメの蔵馬だなあ〜と。
「あの時お前はオレを犠牲にして自分だけ助かったんだ!」とか言われてさあ。
実は違って本当は助けようとしてたとかそういう話ですが、妖狐蔵馬なら絶対裏切った方が真実のような気がする。
この映画が公開される少し前に原作の連載では組織の維持の為にあっさり黄泉を切り、
その事実を本人に突きつけられても平静な蔵馬が出てきて、冨樫氏のアニメに対する当てつけかと思いました。
とにかくタイミングが悪い。

○あの映画はいらんサービスシーンがあるのが・・・蔵馬の水浴びシーンとかあっても全然嬉しくねえ!
そういうことは他の子に任せておけばいいのだ。

○アニメの蔵馬は「受け」って感じがする。声のせいかしら。
・・・こんなこと言ってますが幽遊白書でヤヲイは全く受け付けません。
(鴉→蔵馬のサイコさん一方的迷惑熱愛、
黄泉→蔵馬の裏切られても気になるアイツ、
樹と忍の元2代目霊界探偵とその相棒コンビ、は原作どおりなので許可。)

○アニメへの不満といえば色!あの色指定した人、未だに心のブラックリスト筆頭ですよ。誰か知らんけど。
赤い髪は勘弁して下さい。制服もショッキングピンクだし。アニメ化決定の情報が載ってたジャンプで
初めて配色を知って絶句したよ。どう考えてもイメージカラーは寒色系だろー。
自分の脳内色指定では蔵馬は黒髪黒目で制服は渋い紺色になってます。
(映画、炎の絆の色設定はかなり目に優しくなっててそこが救いだった。どなたがあの救いがたい色を
見れるレベルにして下さったのかと思ったら、ナディア、エヴァ、等で絶妙な色彩設定をなさっている
高星晴美さんだった。高星さん本当にありがとう〜!)

○最初にアニメで声つきの蔵馬を見たときすごい違和感だった。
思ってたより声が高かったので。
なんで声女の人ー?とか不満たらたらでした。別に、他にこの人がいい!って確たるイメージもなかったけれども。
で、今の私だったらそこでアニメ見るの止めてるんですが、
あの頃は若かったので、文句言いながら毎週ビデオにとって何回も見直したりして真剣に見てたのですよ。
でも、飛影vs幽助の回で、「そのまんま言葉の通りだろ」って蔵馬のセリフで
こんなセリフ回しは今まで聞いたことないぞ!?ちょっといいかも!?とちらっと思ったりして、
それ以降も違和感抱きつつもず〜っと見てたらいつの間にかすっかり慣れて、
慣れたどころかどんどん、どんどん良くなってきて、そこで幽遊白書初の企画CD
ミュージックバトル編が発売され、初めて蔵馬の歌を聴いたのですよ。CD人に借りて。
そんでもうその歌にハマるハマる。ず〜っとそればっかり聞いてました。
歌詞はものすごくクサいんですが、声がもうすごく良くてですね。
聞く前は蔵馬の声の人歌唱力が不自由な人だったらどうしよう〜とか思ってたんですが
イケてたのですごい安心した記憶があります。
余談ですが確かそのころ原作は単行本13巻が発売されていた・・・ような気がする

○13巻といえば私が幽遊白書で一番好きな巻が13巻なのです。
その時、家の建て替えで借家に移ってて、本は段ボール箱の中で
読む本があんまりなくて、ちょうどその時発売された幽遊白書13巻を
そりゃもう何回も本がへろへろになるまで読み返しまくったという思い出の巻。
13巻の内容は、海藤君と南野君の盟王高校2年成績上位者2名の真剣勝負というところです。
蔵馬の頭脳が本領発揮!という感じで素晴らしい。
この巻で、幽助の地元の二つ駅先に蔵馬の家と学校があるって事実も判明したし。(徒歩通学か!)
町の妖怪しきったりしながらしれっと学年一位の成績をとったりしてるし。
生物部に入ってるってこともわかったし。
(部費を勝ち取れそうだからというせちがらい理由で部長を頼まれるのも彼らしいし、
入部理由がヒマそうだったから(幽遊解体新書より)というのもものすごく彼らしい。)
「蔵馬つっこむ」「蔵馬再びつっこむ」が拝めたし。
数ある切り札の中には「抱腹絶倒の面白い顔」があることもわかったし。
どっちかというと理系の方が得意だってことも伺えたし。(「文系はお前の方が得意だろ」)
文字通りの殺し文句、
「もしお前がそんなマネをすれば いかなる手段を用いてでもお前を殺す」も出たしなー!
さらにはアトリエに入った時点で幻海師範のしくんだ事だってことがわかってしまう推理力を発揮!
カッコイイようー!
南野秀一的に盛りだくさんじゃよー。13巻!大好きだ!

○それはそれとして、話を蔵馬の歌に戻して。
蔵馬ソロで歌ってる歌より、蔵馬と桑原君と飛影と3人歌ってた「EYE TO EYE」とか
メインの4人で歌ってた「光の中で」とかの蔵馬パートの声が悶絶するほど好きで好きで。
たぶん、他の男性陣にに合わせて音程が低めで音域が狭めになってるからだと思うんですが
無理なく出てる声のノビが素ん晴らしい!!!のですよ。
この世で一番好きな歌声かもしれないです。マジで。
4人で歌ってる歌、4人一緒に歌ってるパートで蔵馬の声だけ聞き分けようと
真剣に耳を傾けていました。わかるようでわからなくてめちゃくちゃもどかしいですよ。これ。
幽助役の佐々木望氏と声質が場合によっては似てるように聞こえたりなんかして。
(私の耳が悪いだけかもしれんけど。)
いつかハイテクな機器か何かで合唱部分、蔵馬パートだけ抜き出して聞いてみたいものだ。

○そんで幽遊白書の歌CDって結構たくさん出たんですが、何故か出演声優陣が
歌唱力の不安定な方達の方が多くて、多感な時期にそれらをたくさん聞いていたせいで、
歌の上手い下手のの基準がよくわかんなくなっちゃって、相当アレじゃないと下手だとは思わなくなりました。ゲヘ。

○最初は高すぎると思ったアニメ初登時場の蔵馬の声ですが、今聞くと可愛くって悶絶!!
むしろ、まだアフレコ慣れしてない感じがサイコー!といったふうな楽しみ方を出来るようになりました。

○アニメ初登場時と言えば、初メインの回、暗黒鏡の話がものっすごいはしょられてたのに
今頃気がついた。母の元を離れられなくなった母の腕の傷エピソードもなければ
母といい感じの中小企業の社長の話もなく。
いつのまにか母を慕っていて、母を一人残して死のうとする人に。
あと、原作では「父親は少し前に死んだ」なのにアニメでは「父親はずっと前に死んだ」
どういう意味があってそんな変更を・・・?
母子家庭なので絆が深まったとかそういうことですかにゃ。

○アニメ版との違いといえば、
原作の蔵馬は鞭を出すとき、「種」から成長させて鞭と化しているみたいなんですが、
(根拠は原作のvs裏浦島戦。妖気が通らなくなったら鞭が種まで戻ってます)
アニメは「薔薇」から鞭にしているらしく。
(根拠はアニメのvs凍矢戦とvs鴉戦。植物を武器化する妖力も残ってないのに髪から薔薇は出た)
髪の毛に切り花の薔薇がそのまま入ってるみたい。
そういうとこもアニメの蔵馬おもしろい。

○魔界の扉編のアニメ蔵馬は本当におもしろすぎ。原作の蔵馬が激冷静だから余計際だつ。
挑発に来た刃霧要おっかけて町中で鞭振り回すし、(危ねえよ!いろんな意味で)
原作ではクールに、尾行に気づいたけど泳がせてたというシーマンを
視線を感じたからって思いっきり走って探しに行ったり、(しかも見つからない)
極めつけは入魔洞窟に入る前は高校の制服なのにCMあけて
洞窟入る時には暗黒武術会で着てたようなあの妙な中国風胴着みたいなんに
おめしかえしてたりなんかして。しかも変な緑色。
(どこに持ってたんだ!いつ着替えたんだ!そんなに制服が汚れるのがイヤか!)
つっこみどころが多すぎて爆笑。

○アニメの蔵馬は配色もアレだが、私服のセンスもすごいアレだ。
なんか蔵馬に恨みでもあったんッスかアニメスタッフ。

○妖狐蔵馬は黄泉を裏切った後、
ムクロと雷禅の2大勢力がのさばる魔界を見限って人間界に来た。
それが1000年ぐらい前、そんで霊界特防隊の組織的な奸計にひっかかって
霊体の状態で南野志保利のやがて生まれてくる子供に憑依したのが15年前
(幽助が生き返った年を基準として)
っつうことは16年以上前は妖狐蔵馬は人間界でブイブイいわしてたんですかね。
南野に融合して潜伏していた時も、「飛影、有名な魔界の盗賊だ」とか魔界の情報はどっからか
リアルタイムで得ていたらしいのに、
500年前から魔界で3大勢力にのし上がった黄泉のことは知らんかったのか。
それとも知ってたけど知らんフリしてただけなのか。
その辺、過去自分が殺そうとした部下が自分よりうまく魔界でのし上がってることについて
どういう気持ちだったのか気になるッスー。
まあぶっちゃけ後づけ設定ばっかりだから言ってもしょうがないといえばしょうがないですが。

○4巻(vs玄武戦)と19巻(最終巻)の蔵馬ってもう殆ど別人だよ・・・。

○私が特に好きで好きでたまらないのは暗黒武術会終わってからの蔵馬ですな。
この辺から薔薇出さなくなるし。(薔薇出すのあんまり好きじゃない・・・)
前世の実の副作用と魔界の穴の影響で妖狐の要素が増えてからの蔵馬ってことか。
でも、妖狐が好きなわけじゃないんじゃよねー。その辺微妙。
妖狐っぽい言動をしてしまいながらも、どうしても南野な蔵馬にメロメロ。




で、ダラダラダラダラ書いちゃってここまで読んで下さった方がいるのかどうかも疑問なのですが、
彼に出会えたから緒方ファンになって今の私がいるので、
本当に基本というか、土台というか、とにかく大事な存在です。
南野秀一君こと蔵馬は。


戻る