ナイトゥルース1(セガサターンソフト)


内容的には。こんな感じ。

どこにだしても恥ずかしくない、立派な電波系クソゲー。
売りは豪華声優陣。
ジャンルはアドベンチャーと名乗ってますが、分岐が全部で3個くらいしかないので、
絵とお話のアレなデジタルコミックというのが妥当なところか。
私の友人、よしだなおこ嬢が
「これ、いつゲーム始まるの?」

とのたまったくらいゲーム的要素は皆無。潔い。

だいたい三つのストーリーがありますが、それぞれ1時間くらいで終わるので、
実質3時間くらいか遊べません。かなりコストパフォーマンスが低い・・・。
私は中古で買いましたが、定価で買った方のことを考えると涙で前が見えません。

ストーリーは、なんかどっかの高校で電波な人達が集まって
怪事件を解決したりしなかったりします。
全体的に、夢見がちな盛りの中学生婦女子が、仲良しグループで書き始めた
リレー小説みたいな筋はこび。(遠い目)

電波な人達の内訳は、

謎の聖剣(←喋る)をあやつる男子、
その幼なじみで治癒能力のある武道少女、
陰明師の家系のお嬢、
二重人格でサイキッカーのロリ少女、
高校生にして、博士号を持つ天才少年

といった濃い面々。

ハッキリ言ってこの人達の思考には最後までついていけませんでしたよ。
奇妙な事件が起こったら絶対にオカルトとして考える強引さはモルダーにもひけを取りません。
ていうか、圧勝。


声的には。どれくらい喋るのか?

緒方さんは常磐俊英君という、天才高校生役でご出演。
彼は、オカルティックでサイコな面々の中で唯一科学的なことを言ってくれるこの作品の良心です。
そして、その意見は4対1でサクッと黙殺されます(涙)。

声質的にはシンジ君みたいな感じでしょうか。
かわええ。
メガネっ子やし。
頭良いし。
他の電波さん達より、後輩なので言葉使いが丁寧なのも、ポイント高いッス。
私の好みを割と満たし気味。

これで、もっと出番と存在意義があればなあ…。

まとめ。
オカルトちっくなつじつまがあんまり合ってないストーリーで、
絵が全然動かないデジコミが好きな人や、
出演声優陣の熱烈なファンという人にオススメのゲームです。


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